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超豪華客船タイタニック号は、SOS信号を使用した最初の遭難船といわれている。タイタニック号は、1912年にイギリスのサウサンプトンからニューヨークに向かう処女航海中、北太平洋で氷山に衝突して沈没した。近くにいたカリフォルニア号の通信士は、眠っていてSOS信号に気付かず、離れた所にいたカルパチア号が駆けつけた時には、すでに沈没後40分を経過していた。モールス符号による無線電信は、マルコーニにより実用化された後、ベルリンの国際無線電信会議において条約が締結され、救難信号としてSOSが世界中で使われるようになった。SAVE OUR SHIPの略ともいわれるが、実際にはモールス符号として覚えやすい、アルファベットのSとOを組み合わせたものであった。
長く使用されたSOSも、1999年に衛星を利用したハイテク通信システムGMDSS(全世界的海上遭難救助システム)に置き換わり、使用されなくなった。
--おわり--
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