蜘蛛の糸 (芥川龍之介) 10分割 | 入力文の数= 10 |
極楽と地獄の様子がリアルに描かれた有名な短編小説。芥川龍之介の伝奇ワールドにも親しみやすく、短く分割されていて入力しやすい作品です
- IA00338 (2019-07-07 評価=4.66)
地獄ではカンダタという男が、ほかの罪人といっしょにうごめいていました。男はいろいろ悪事を働いた大泥棒でしたが、蜘蛛を殺さずに助けてやったことがありました - IA00339 (2019-07-07 評価=4.75)
御釈迦様は善い事をした報いに、地獄から救い出してやろうと御考えになり、極楽の蜘蛛の銀色の糸を地獄に御下ろしなさいました - IA00341 (2019-07-07 評価=4.60)
何気なくカンダタが頭を挙げると、銀色の蜘蛛の糸が、一すじ光りながら、するすると自分の上へ垂れて来るではありませんか - IA00345 (2019-07-07 評価=5.00)
カンダタは「この蜘蛛の糸はおれのものだぞ。下りろ、下りろ」と大きな声を出しました。すると、蜘蛛の糸はぷつりと切れてしまいました - IA00346 (2019-07-07 評価=5.00)
■三■ 御釈迦様は一部始終をじっと見ていらっしゃいましたが、悲しそうな御顔をなさりながら、ぶらぶら御歩きになり始めました