■第一夜(死んだ女を百年待つ話)■ 仰向きに寝た女が、静かな声でもう死にますと言う。潤いのある真っ黒な眸の奥に、自分の姿が鮮やかに浮かんでいる
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【投稿】 | TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開) |
【公開日】 | 2020-12-17 14:20 (修正 2023-01-25 12:45) |
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漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 88 | 186 | 0 | 0 | 0 | 27 | 301 |
文字含有率 | 29.2% | 61.8% | 0% | 0% | 0% | 9% | - |
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【アンケート】
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【追加情報】
夢十夜
夏目漱石
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底本:「夏目漱石全集10巻」ちくま文庫、筑摩書房
1988(昭和63)年7月26日第1刷発行
1996(平成8)年7月15日第5刷発行
底本の親本:「筑摩全集類聚版夏目漱石全集」筑摩書房
1971(昭和46)年4月~1972(昭和47)年1月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:野口英司
1997年12月16日公開
2013年7月17日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ による修正
○「云う」は人物が言葉を発する際には、云→言、伝聞などそれ以外の場合には、云→い、と修正しました
1 腕組→腕組み、坐って→座って、仰向(ルビ=あおむき)→仰向き、云(う)→言(う)、真白→真っ白、確に→確かに、聞いて見た→聞いてみた、潤→潤い、真黒→真っ黒
2 腕組→腕組み、睜(ルビ=みはっ)た→見張った
3 鮮に→鮮やかに
4 滑かな→滑らかな、鋭どい→鋭い、匂→匂い、滑か→滑らか、暖く→暖かく
5 上って→上がって、分らない→分からない
6 心持→心持ち、遥(ルビ=はるか)→遥か、徹(ルビ=こた)える→こたえる
7 朱塗→朱塗り、明かるく→明るく、寒むそうな→寒そうな、懸っている→かかっている、立膝→立て膝
8 向→向こう、置時計→置き時計、引替→引き替え、辱しめられ→辱められ
9 向→向こう、切先(ルビ=きっさき)→切っ先、顫(ルビ=ふる)えた→震えた
0 聞える→聞こえる、接目(ルビ=つぎめ)→継ぎ目
11 持上げて→持ち上げて、残刻→残酷、違棚(ルビ=ちがいだな)→違い棚、好加減(いいかげん)→好い加減
12 負(ルビ=おぶ)って→負ぶって、我子→我が子、分らない→分からない
13 左り→左、抛(ルビ=な)→投
14 負って→負ぶって、独言(ルビ=ひとりごと)→独り言
15 嘲ける→嘲る、分らない→分からない、分る→分かる、分って→分かって、照して→照らして、処だ→所だ
16 聞えた→聞こえた、留った→止まった、処→所、起った→起こった、人殺→人殺し、始めて→初めて
17 真中→真ん中、見当らない→見当たらない、年寄→年寄り、煮〆→煮しめ
18 突込んだ→突っ込んだ、真直→真っ直ぐ
19 釣るして→吊している、手拭→手拭い、真中→真ん中、製(ルビ=こし)らえた→こしらえた、繰返して→繰り返して
20 手拭→手拭い、廻り→回り、撮(ルビ=つま)んで→つまんで
21 浸(ルビ=つか)って→浸かって、向岸(ルビ=むこうぎし)→向こう岸、蘆(ルビ=あし)→葦、追(ルビ=つ)いて→ついて
22 生擒(ルビ=いけどり)→生けどり、素樸(ルビ=そぼく)→素朴、真中→真ん中、髪剃(ルビ=かみそり)→かみそり
23 訳に行かない→訳にいかない、胡坐→胡座、編残し→編み残し、篝火→かがり火、向う→向こう、釣るし→吊し、相図(ルビなし)→合図、抛(ルビ=な)げ→投げ
24 夜が開けて→夜が明けて、篝火→かがり火
25 鬣(ルビ=たてがみ)→たてがみ、篝(ルビなし)り→かがり、目懸(ルビ=めが)け→目がけ、吹流し→吹き流し
26 真闇(ルビ=まっくら)→真っ暗、緊(ルビ=し)めた→締めた、真向(ルビ=まとも)→まとも
27 行って見る→行ってみる、眼障(ルビ=めざわり)→目障り、辻待→辻待ち
28 私(ルビ=わっし)ゃ→わっしゃ
29 釣り合→釣り合い、我(ルビ=わ)れ→我
30 斜(ルビ=は)すに→斜に、打ち下(ルビ=おろ)した→打ち下ろした、一(ルビ=ひ)と→ひと、挾→挟、独言(ルビ=ひとりごと)→独り言、埋(ルビ=うま)って→埋まって、彫り始めて見た→彫り始めてみた、見当らなかった→見当たらなかった、彫って見た→彫ってみた
31 始めて→初めて
32 絶間→絶え間、凄じい→凄まじい、分らない→分からない、焼火箸→焼け火箸、挂(ルビ=かか)って→掛かって、向う→向こう、蘇枋→蘇芳
33 聞いて見た→聞いてみた、追かける→追っかける、向う→向こう、果は→果ては、本真→ほんま、行って見たら→行ってみたら、戢枕→舵枕
34 分らない→分からない、欄(ルビ=てすり)→手摺り、倚りかかって→寄りかかって
35 頂→頂き、或時→ある時、向う→向こう、衣裳→衣装
36 始めて→初めて
37 真中→真ん中、懸って→かかって、後→後ろ
38 拵(ルビ=こし)らえた→拵えた、蜂に螫(ルビ=さ)された→蜂に刺された、締り→締まり、頬(ルビ=ほっ)ぺた→頬っぺた、色沢(ルビ=いろつや)→色つや
39 金魚売→金魚売り
40 押えて→押さえて、廻って→回って、餅を搗(ルビ=つ)いている→餅をついている
41 立膝→立て膝
42 斑入(ルビ=ふいり)→斑入り、金魚売→金魚売り、後(ルビ=うしろ)→後ろ
43 起りそう→起こりそう、犇(ルビ=ひしめ)き→犇めき、追かけて→追っかけて
44 繰返して→繰り返して
45 当る→当たる、懸って→かかって、向い→向かい
46 一図→一途、聴く→聞く
47 真暗→真っ暗、廻して→回して、往った→行った
48 廻って→回って、上(ルビ=あが)って→上がって、悲(ルビ=かなし)い→悲しい
50 脱(ルビ=と)って→とって、籠詰(ルビ=かごづめ)→籠詰め、提げて見て→提げてみて、気作な→気さくな
夢十夜
夏目漱石
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底本:「夏目漱石全集10巻」ちくま文庫、筑摩書房
1988(昭和63)年7月26日第1刷発行
1996(平成8)年7月15日第5刷発行
底本の親本:「筑摩全集類聚版夏目漱石全集」筑摩書房
1971(昭和46)年4月~1972(昭和47)年1月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:野口英司
1997年12月16日公開
2013年7月17日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ による修正
○「云う」は人物が言葉を発する際には、云→言、伝聞などそれ以外の場合には、云→い、と修正しました
1 腕組→腕組み、坐って→座って、仰向(ルビ=あおむき)→仰向き、云(う)→言(う)、真白→真っ白、確に→確かに、聞いて見た→聞いてみた、潤→潤い、真黒→真っ黒
2 腕組→腕組み、睜(ルビ=みはっ)た→見張った
3 鮮に→鮮やかに
4 滑かな→滑らかな、鋭どい→鋭い、匂→匂い、滑か→滑らか、暖く→暖かく
5 上って→上がって、分らない→分からない
6 心持→心持ち、遥(ルビ=はるか)→遥か、徹(ルビ=こた)える→こたえる
7 朱塗→朱塗り、明かるく→明るく、寒むそうな→寒そうな、懸っている→かかっている、立膝→立て膝
8 向→向こう、置時計→置き時計、引替→引き替え、辱しめられ→辱められ
9 向→向こう、切先(ルビ=きっさき)→切っ先、顫(ルビ=ふる)えた→震えた
0 聞える→聞こえる、接目(ルビ=つぎめ)→継ぎ目
11 持上げて→持ち上げて、残刻→残酷、違棚(ルビ=ちがいだな)→違い棚、好加減(いいかげん)→好い加減
12 負(ルビ=おぶ)って→負ぶって、我子→我が子、分らない→分からない
13 左り→左、抛(ルビ=な)→投
14 負って→負ぶって、独言(ルビ=ひとりごと)→独り言
15 嘲ける→嘲る、分らない→分からない、分る→分かる、分って→分かって、照して→照らして、処だ→所だ
16 聞えた→聞こえた、留った→止まった、処→所、起った→起こった、人殺→人殺し、始めて→初めて
17 真中→真ん中、見当らない→見当たらない、年寄→年寄り、煮〆→煮しめ
18 突込んだ→突っ込んだ、真直→真っ直ぐ
19 釣るして→吊している、手拭→手拭い、真中→真ん中、製(ルビ=こし)らえた→こしらえた、繰返して→繰り返して
20 手拭→手拭い、廻り→回り、撮(ルビ=つま)んで→つまんで
21 浸(ルビ=つか)って→浸かって、向岸(ルビ=むこうぎし)→向こう岸、蘆(ルビ=あし)→葦、追(ルビ=つ)いて→ついて
22 生擒(ルビ=いけどり)→生けどり、素樸(ルビ=そぼく)→素朴、真中→真ん中、髪剃(ルビ=かみそり)→かみそり
23 訳に行かない→訳にいかない、胡坐→胡座、編残し→編み残し、篝火→かがり火、向う→向こう、釣るし→吊し、相図(ルビなし)→合図、抛(ルビ=な)げ→投げ
24 夜が開けて→夜が明けて、篝火→かがり火
25 鬣(ルビ=たてがみ)→たてがみ、篝(ルビなし)り→かがり、目懸(ルビ=めが)け→目がけ、吹流し→吹き流し
26 真闇(ルビ=まっくら)→真っ暗、緊(ルビ=し)めた→締めた、真向(ルビ=まとも)→まとも
27 行って見る→行ってみる、眼障(ルビ=めざわり)→目障り、辻待→辻待ち
28 私(ルビ=わっし)ゃ→わっしゃ
29 釣り合→釣り合い、我(ルビ=わ)れ→我
30 斜(ルビ=は)すに→斜に、打ち下(ルビ=おろ)した→打ち下ろした、一(ルビ=ひ)と→ひと、挾→挟、独言(ルビ=ひとりごと)→独り言、埋(ルビ=うま)って→埋まって、彫り始めて見た→彫り始めてみた、見当らなかった→見当たらなかった、彫って見た→彫ってみた
31 始めて→初めて
32 絶間→絶え間、凄じい→凄まじい、分らない→分からない、焼火箸→焼け火箸、挂(ルビ=かか)って→掛かって、向う→向こう、蘇枋→蘇芳
33 聞いて見た→聞いてみた、追かける→追っかける、向う→向こう、果は→果ては、本真→ほんま、行って見たら→行ってみたら、戢枕→舵枕
34 分らない→分からない、欄(ルビ=てすり)→手摺り、倚りかかって→寄りかかって
35 頂→頂き、或時→ある時、向う→向こう、衣裳→衣装
36 始めて→初めて
37 真中→真ん中、懸って→かかって、後→後ろ
38 拵(ルビ=こし)らえた→拵えた、蜂に螫(ルビ=さ)された→蜂に刺された、締り→締まり、頬(ルビ=ほっ)ぺた→頬っぺた、色沢(ルビ=いろつや)→色つや
39 金魚売→金魚売り
40 押えて→押さえて、廻って→回って、餅を搗(ルビ=つ)いている→餅をついている
41 立膝→立て膝
42 斑入(ルビ=ふいり)→斑入り、金魚売→金魚売り、後(ルビ=うしろ)→後ろ
43 起りそう→起こりそう、犇(ルビ=ひしめ)き→犇めき、追かけて→追っかけて
44 繰返して→繰り返して
45 当る→当たる、懸って→かかって、向い→向かい
46 一図→一途、聴く→聞く
47 真暗→真っ暗、廻して→回して、往った→行った
48 廻って→回って、上(ルビ=あが)って→上がって、悲(ルビ=かなし)い→悲しい
50 脱(ルビ=と)って→とって、籠詰(ルビ=かごづめ)→籠詰め、提げて見て→提げてみて、気作な→気さくな