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ジャンル1
詩歌
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著作権フリー
文字数
322
【タイトル】千曲川旅情の歌 (島崎藤村)
【ひとこと】島崎藤村による有名な千曲川旅情の歌。文章はちょっと難しいですが、ゆっくり味わいながら入力してみましょう。きっと新しい発見があるでしょう。
【入力文内容】 表示する

  一

小諸なる古城のほとり
雲白く遊子悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も藉くによしなし
しろがねの衾の岡辺
日に溶けて淡雪流る

あたたかき光はあれど
野に満つる香も知らず
浅くのみ春は霞みて
麦の色わずかに青し
旅人の群はいくつか
畠中の道を急ぎぬ

暮れ行けば浅間も見えず
歌哀し佐久の草笛
千曲川いざよう波の
岸近き宿にのぼりつ
濁り酒濁れる飲みて
草枕しばし慰む

  二

昨日またかくてありけり
今日もまたかくてありなむ
この命なにを齷齪
明日をのみ思いわずらう

いくたびか栄枯の夢の
消え残る谷に下りて
河波のいざよう見れば
砂まじり水巻き帰る

嗚呼古城なにをか語り
岸の波なにをか答う
過し世を静かに思え
百年もきのうのごとし

千曲川柳霞みて
春浅く水流れたり
ただひとり岩をめぐりて
この岸に愁を繋ぐ
【総合評価】4.00
※総合評価は5段階評価のユーザーアンケート「内容について」の平均値です
【入力文コード】 IT00177
【投稿】TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開)
【公開日】2018-12-18 14:36   (修正 2019-11-13 15:28)

【文字含有率】

 漢字ひらがなカタカナ英字数字句読点・ 記号合計
文字数118 200 322 
文字含有率36.6%62.1%0%0%0%1.2% -

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【アンケート】

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【追加情報】 

・青空文庫 記載事項 (この入力文は下記作品の一部分です)
表 題:藤村詩抄
著作者:島崎藤村
底本:「藤村詩抄」岩波文庫、岩波書店
   1927(昭和2)年7月10日第1刷発行
   1957(昭和32)年7月5日第35刷改版発行
   1991(平成3)年11月12日第75刷発行
※詩の本文は二字下げで、「鷲の歌」を除いて二段組みです。
入力:土屋隆
校正:浅原庸子
2004年5月10日作成
2016年5月7日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ 修正点
第3水準漢字1-91-21→はこべ、岡邊→岡辺、あたゝかき→あたたかき、滿→満、淺→浅、麥→麦、わづか→わずか、淺間→浅間、いざよふ→いざよう、飮→飲、思ひわづらふ→思いわずらう、榮→栄、殘→残、いざよふ→いざよう、卷→巻、歸→帰、答ふ→答う、靜→静、思へ→思え、きのふ→きのう、たゞ→ただ