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富嶽百景 (太宰治) 43分割入力文の数= 43 <<   1  2  3   >>

富士山がよく見える御坂峠の茶屋に滞在する29歳の太宰治。峠を旅人や花嫁が通過し、彼自身の見合い話が進んでいく。評価の高い太宰治の初期エッセイ

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  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    367
    IA02675 (2022-05-30 評価=4.00)

    だが、寒気を辛抱することも無意味に思われ、山を下ることを決意した。山を下る前日、外套を着た若い娘さんが二人峠に来て、カメラのシャター押しを私に頼んだ
  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    393
    IA02676 (2022-05-31 評価=5.00)

    私は機械には、あまり明るくないし、むさくるしい姿でもあり、内心狼狽したが、平静を装ってカメラを受け取った。まん中に大きい富士と、揃いの赤い外套の二人をパチリ

  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    371
    IA02677 (2022-05-31 評価=5.00)

    そして、カメラに富士山だけを入れて「富士山、さようなら」とパチリ。あくる日、山を下りた。(昭和14年2-3月)