雪女 (小泉八雲作 田部隆次訳) 8分割 | 入力文の数= 8 |
小泉八雲の代表作「怪談」の一編。美しいが恐ろしい雪女をめぐる楽しい話です
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武蔵の国に老人の茂作と18歳の巳之吉(みのきち)という二人の木こりがいた。二人は寒い晩、仕事の帰り道で大吹雪にあって帰れなくなり、小さな小屋に避難した - IA04830 (2025-09-24) NEW
二人はやがて寝込んだが、巳之吉は顔に雪がかかって眼がさめた。すると部屋の中で綺麗な白衣の女が茂作の上に屈んで、息をふきかけていた - IA04831 (2025-09-25) NEW
彼女は巳之吉に『あなたは若く、美少年だから害しません。しかし、もし今夜見た事を、たとえお母さんでも誰かに言ったら、私はあなたを殺します』と言って戸口から出て行った - IA04832 (2025-09-25) NEW
あけ方、吹雪は止み、茂作の死体の側に巳之吉が倒れているのが発見された。その後巳之吉は長い間病んでいたが、やがて達者になり、木こりの仕事を再開した。女の話は誰にもしなかった - IA04833 (2025-09-26) NEW
翌年の冬、巳之吉は仕事を探しに江戸の親類を訪ねに行く「お雪」という若く綺麗な女に出会った。彼女は約束の夫はいないと言う。彼も母がいるが嫁はいないと話した - IA04834 (2025-09-26) NEW
彼は彼女を自分の家で休むよう誘い、母と共に彼女を暖かい食事で歓迎すると、お雪は嫁として家にとどまった。年が経過し巳之吉の母は死に、お雪は男女10人の色白の子供を生んだ - IA04835 (2025-09-27) NEW
お雪は10人の子供の母となっても、若くてみずみずしかった。ある晩、巳之吉は針仕事をしているお雪を見て、つい18歳の時に経験した大吹雪の夜を思いだし、彼女に話をしてしまった