■一■ 江戸川乱歩が1925年に発表した、犯人側から描く倒叙形式のサスペンス・ミステリー。まず、主人公郷田(ごうだ)三郎のゆがんだ性格描写から始まります
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【公開日】 | 2020-08-02 14:13 (修正 2023-01-25 12:50) |
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漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 89 | 205 | 0 | 0 | 0 | 31 | 325 |
文字含有率 | 27.4% | 63.1% | 0% | 0% | 0% | 9.5% | - |
【タイピング数】(登録ユーザー平均)
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【アンケート】
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【追加情報】
屋根裏の散歩者
江戸川乱歩
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底本:「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
2004(平成16)年7月20日初版1刷発行
底本の親本:「江戸川乱歩全集 第二巻」平凡社
1931(昭和6)年10月
初出:「新青年」博文館
1925(大正14)年8月増刊
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
※「耐《たま》らない」と「堪《たま》らない」の混在は、底本通りです。
※底本巻末の編者による語注は省略しました。
入力:砂場清隆
校正:岡村和彦
2016年6月10日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
-----------------
・TypetrekJ 修正点
○「云う、見る、置く」は行動を伴う場合は漢字を用い(言う、見る、置く)、伴わない場合はひらがな表記に修正しました(例:と云う(人、もの)→という、(~して)見る→みる、(~して)置く→おく 等)
1 やって見→やってみ、(出来)相→(出来)そう、様な→ような、恐らく→おそらく、一月→ひと月、其日→その日、片端(ルビ=かたっぱし)→片っ端、出(ルビ=でっ)くわさない→出っくわさない
2 将棊→将棋、迚も→とても、買込んで→買い込んで、探し廻って→探し回って、仰有る→おっしゃる、慾望→欲望、あるが為に→あるがために、長え→長らえ、了った→しまった
3 併し→しかし、丈け→だけ、具って→そなわって、暮す→暮らす、或は→あるいは、又→また、引込んで見た→引っ込んでみた、一寸→ちょっと、燈火→灯火、雑沓→雑踏、引寄せ→引き寄せ、度毎に→たびごとに
4 楽み→楽しみ、関聯→関連、気附かない→気付かない、お話して置かねば→お話ししておかねば、聰明→聡明、屡々→しばしば
5 所謂→いわゆる、癩病→らい病、殺して行った→殺していった、浮んで→浮かんで、殆ど→ほとんど
6 その外→そのほか、買込んで→買い込んで、混って→混じって、度毎→たびごと、併し→しかし、流石→さすが、丈け→だけ、悲歎→悲嘆、極く→ごく、恐しい→恐ろしい
7 凡て→すべて、了う→しまう、絵具→絵の具、漸く→ようやく、空地→空き地
8 廻った→回った、金持→金持ち、掏摸→すり、認(ルビ=したた)めて→したためて、挟んで置いて→挟んでおいて、樹蔭(ルビ=こかげ)→木陰、其外→そのほか、楽む→楽しむ、鬘→かつら、入口→入り口
9 這入って→入って、態(ルビ=わざ)と→わざと、蟒蛇→うわばみ、飜弄(ルビ=ほんろう)→翻弄、慾望→欲望、呉れ→くれ、一寸→ちょっと、惹起(ルビ=ひきおこ)し→引き起こし、楽み→楽しみ、なって行き→なっていき
10 呑み込んで→飲み込んで、出来上る→出来上がる、待ち兼ね→待ちかね、引移った→引き移った、随って→したがって、代る→代わる、過し兼ねて→過ごしかねて、極る→極まる
11 押入→押し入れ、押入れ→押し入れ、巌丈→頑丈、分れて→分かれて、一々→いちいち、取出し→取り出し、真中→真ん中、代り→代わり
12 今迄→今まで、仮令→たとえ、真白→真っ白、滑かな→滑らかな、毎に→ごとに、戸締り→戸締まり、這入って→入って、心持→心持ち、味い→味わい
13 締切った→締め切った、始った→始まった
14 外れて→はずれて、持上げて見ます→持ち上げてみます、圧え→押さえ、俄に→にわかに、愈々→いよいよ、はね除けて見ます→はねのけてみます
15 咄嗟→とっさ、片傍→かたわき(難変換の為)、変った→変わった、少からず→少なからず、如何にも→いかにも、楽み→楽しみ、入口→入り口、持前→持ち前、見廻し→見回し、外して→はずして
16 探照燈→探照灯、先ず→まず、横え→横たえ、曲り→曲がり、向う→向こう、連って→連なって、当る→当たる、随分→ずいぶん、下って→下がって、鐘乳洞→鍾乳洞、起(させ)→起こ(させ)
17 見廻し→見回し、却って→かえって、泥坊猫→泥棒猫、跫音→足音、幸な→幸いな、つき物→つきもの、溜って→溜まって、それ故→それゆえ
18 桝型→枡形、行止り→行き止まり、一廻り→一回り、締り→締まり、忍込んで→忍び込んで
19 到る所→いたる所、刺戟→刺激
20 隙見して行く→隙見していく、毛織→毛織り、真黒→真っ黒、生憎→あいにく、持合せ→持ち合わせ、穿(き)→は(き)、懐中電燈→懐中電灯
21 止(ルビ=とど)め→とどめ
22 立居ふるまい→立ち居ふるまい、勿論→もちろん、見下す→見下ろす
23 折鞄→折り鞄、打眺め→打ち眺め、不断着→普段着、果敢(ルビ=はか)ない→はかない、嘗め→なめ、附文→付け文、引込めて→引っ込めて、繰返(し)→繰り返(し)、引入れ→引き入れ
24 換えて行く→換えていく、蔭で→陰で、誰れも→誰も、分る→分かる
25 石塊(ルビ=いしころ)→石ころ、這入り→入り
26 点して→ともして、検べて→しらべて、可也→かなり、危く→危うく、已に→すでに、確めた→確かめた、工合→具合、外(「ほか」と読む時)→ほか
27 目下は→もっかは、一層→いっそう、目醒し時計→目覚まし時計、巻煙草→巻き煙草、何れも→いずれも
28 成程→なるほど、詰らせ→詰まらせ、頬っぺた→ほっぺた
29 抜出し→抜き出し、分った→分かった、併し→しかし、立去ろう→立ち去ろう、其時→その時、真青→真っ青
30 引越し→引っ越し、考の→考えの
31 疑→疑い、憂→憂い、我身→我が身,寧ろ→むしろ、少くとも→少なくとも、尤も→もっとも、連立って→連れ立って
32 独で→独りで、持越し→持ち越し、惚気→のろけ、真赤→真っ赤、脣→唇、嘗め廻し→なめ回し、莫児比𣵀(ルビ=モルヒネ)→モルヒネ、鹽原→塩原、立上って→立ち上がって、聴手→聞き手、差出す→差し出す
33 更らに→さらに、理窟→理屈
34 席を外す→席をはずす、分り→分かり
35 垂し→垂らし、呑み込→飲み込、其上→その上
36 (薬が)利く→きく、殊に→ことに
37 繰返し→繰り返し、附加え→付け加え、工風→工夫、落(して)→落と(して)、手掛り→手掛かり、尚お→なお、締り→締まり、
38 其日→その日、耐らない→たまらない
39 抜目→抜け目、流石に→さすがに、冷汗→冷や汗、居ない→いない
40 兎も角→ともかく、切上げ→切り上げ、坐る→座る、鹽酸→塩酸、小匙→こさじ、か知ら→かしら、始めて→初めて
※以降は 「屋根裏の散歩者 2/71」の追加情報に続く
屋根裏の散歩者
江戸川乱歩
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底本:「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
2004(平成16)年7月20日初版1刷発行
底本の親本:「江戸川乱歩全集 第二巻」平凡社
1931(昭和6)年10月
初出:「新青年」博文館
1925(大正14)年8月増刊
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
※「耐《たま》らない」と「堪《たま》らない」の混在は、底本通りです。
※底本巻末の編者による語注は省略しました。
入力:砂場清隆
校正:岡村和彦
2016年6月10日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ 修正点
○「云う、見る、置く」は行動を伴う場合は漢字を用い(言う、見る、置く)、伴わない場合はひらがな表記に修正しました(例:と云う(人、もの)→という、(~して)見る→みる、(~して)置く→おく 等)
1 やって見→やってみ、(出来)相→(出来)そう、様な→ような、恐らく→おそらく、一月→ひと月、其日→その日、片端(ルビ=かたっぱし)→片っ端、出(ルビ=でっ)くわさない→出っくわさない
2 将棊→将棋、迚も→とても、買込んで→買い込んで、探し廻って→探し回って、仰有る→おっしゃる、慾望→欲望、あるが為に→あるがために、長え→長らえ、了った→しまった
3 併し→しかし、丈け→だけ、具って→そなわって、暮す→暮らす、或は→あるいは、又→また、引込んで見た→引っ込んでみた、一寸→ちょっと、燈火→灯火、雑沓→雑踏、引寄せ→引き寄せ、度毎に→たびごとに
4 楽み→楽しみ、関聯→関連、気附かない→気付かない、お話して置かねば→お話ししておかねば、聰明→聡明、屡々→しばしば
5 所謂→いわゆる、癩病→らい病、殺して行った→殺していった、浮んで→浮かんで、殆ど→ほとんど
6 その外→そのほか、買込んで→買い込んで、混って→混じって、度毎→たびごと、併し→しかし、流石→さすが、丈け→だけ、悲歎→悲嘆、極く→ごく、恐しい→恐ろしい
7 凡て→すべて、了う→しまう、絵具→絵の具、漸く→ようやく、空地→空き地
8 廻った→回った、金持→金持ち、掏摸→すり、認(ルビ=したた)めて→したためて、挟んで置いて→挟んでおいて、樹蔭(ルビ=こかげ)→木陰、其外→そのほか、楽む→楽しむ、鬘→かつら、入口→入り口
9 這入って→入って、態(ルビ=わざ)と→わざと、蟒蛇→うわばみ、飜弄(ルビ=ほんろう)→翻弄、慾望→欲望、呉れ→くれ、一寸→ちょっと、惹起(ルビ=ひきおこ)し→引き起こし、楽み→楽しみ、なって行き→なっていき
10 呑み込んで→飲み込んで、出来上る→出来上がる、待ち兼ね→待ちかね、引移った→引き移った、随って→したがって、代る→代わる、過し兼ねて→過ごしかねて、極る→極まる
11 押入→押し入れ、押入れ→押し入れ、巌丈→頑丈、分れて→分かれて、一々→いちいち、取出し→取り出し、真中→真ん中、代り→代わり
12 今迄→今まで、仮令→たとえ、真白→真っ白、滑かな→滑らかな、毎に→ごとに、戸締り→戸締まり、這入って→入って、心持→心持ち、味い→味わい
13 締切った→締め切った、始った→始まった
14 外れて→はずれて、持上げて見ます→持ち上げてみます、圧え→押さえ、俄に→にわかに、愈々→いよいよ、はね除けて見ます→はねのけてみます
15 咄嗟→とっさ、片傍→かたわき(難変換の為)、変った→変わった、少からず→少なからず、如何にも→いかにも、楽み→楽しみ、入口→入り口、持前→持ち前、見廻し→見回し、外して→はずして
16 探照燈→探照灯、先ず→まず、横え→横たえ、曲り→曲がり、向う→向こう、連って→連なって、当る→当たる、随分→ずいぶん、下って→下がって、鐘乳洞→鍾乳洞、起(させ)→起こ(させ)
17 見廻し→見回し、却って→かえって、泥坊猫→泥棒猫、跫音→足音、幸な→幸いな、つき物→つきもの、溜って→溜まって、それ故→それゆえ
18 桝型→枡形、行止り→行き止まり、一廻り→一回り、締り→締まり、忍込んで→忍び込んで
19 到る所→いたる所、刺戟→刺激
20 隙見して行く→隙見していく、毛織→毛織り、真黒→真っ黒、生憎→あいにく、持合せ→持ち合わせ、穿(き)→は(き)、懐中電燈→懐中電灯
21 止(ルビ=とど)め→とどめ
22 立居ふるまい→立ち居ふるまい、勿論→もちろん、見下す→見下ろす
23 折鞄→折り鞄、打眺め→打ち眺め、不断着→普段着、果敢(ルビ=はか)ない→はかない、嘗め→なめ、附文→付け文、引込めて→引っ込めて、繰返(し)→繰り返(し)、引入れ→引き入れ
24 換えて行く→換えていく、蔭で→陰で、誰れも→誰も、分る→分かる
25 石塊(ルビ=いしころ)→石ころ、這入り→入り
26 点して→ともして、検べて→しらべて、可也→かなり、危く→危うく、已に→すでに、確めた→確かめた、工合→具合、外(「ほか」と読む時)→ほか
27 目下は→もっかは、一層→いっそう、目醒し時計→目覚まし時計、巻煙草→巻き煙草、何れも→いずれも
28 成程→なるほど、詰らせ→詰まらせ、頬っぺた→ほっぺた
29 抜出し→抜き出し、分った→分かった、併し→しかし、立去ろう→立ち去ろう、其時→その時、真青→真っ青
30 引越し→引っ越し、考の→考えの
31 疑→疑い、憂→憂い、我身→我が身,寧ろ→むしろ、少くとも→少なくとも、尤も→もっとも、連立って→連れ立って
32 独で→独りで、持越し→持ち越し、惚気→のろけ、真赤→真っ赤、脣→唇、嘗め廻し→なめ回し、莫児比𣵀(ルビ=モルヒネ)→モルヒネ、鹽原→塩原、立上って→立ち上がって、聴手→聞き手、差出す→差し出す
33 更らに→さらに、理窟→理屈
34 席を外す→席をはずす、分り→分かり
35 垂し→垂らし、呑み込→飲み込、其上→その上
36 (薬が)利く→きく、殊に→ことに
37 繰返し→繰り返し、附加え→付け加え、工風→工夫、落(して)→落と(して)、手掛り→手掛かり、尚お→なお、締り→締まり、
38 其日→その日、耐らない→たまらない
39 抜目→抜け目、流石に→さすがに、冷汗→冷や汗、居ない→いない
40 兎も角→ともかく、切上げ→切り上げ、坐る→座る、鹽酸→塩酸、小匙→こさじ、か知ら→かしら、始めて→初めて
※以降は 「屋根裏の散歩者 2/71」の追加情報に続く