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舞踏会
芥川龍之介
底本：「現代日本文学大系　43　芥川龍之介集」筑摩書房
　　　1968（昭和43）年8月25日初版第1刷発行
入力：j.utiyama
校正：野口英司
1998年3月23日公開
2004年3月16日修正
青空文庫作成ファイル：
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫（http://www.aozora.gr.jp/）で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ による修正点
　本作品は青空文庫の「舞踏会(芥川龍之介作) 新字旧仮名版」を新仮名遣いに改めた上で、PC上で入力しやすいように送り仮名、一部の漢字、読み仮名を変更して掲載しました。

1 一しよ→いっしょ、殆(ほとんど)→ほとんど、如く→ごとく、管絃楽→管弦楽
2 夙に→つとに、落着かない→落ち着かない、燈火→灯火、始めて→初めて
3 丁度→ちょうど、頸へ→首へ、又→また、後姿→後ろ姿、浴せ→浴びせ、襟飾(ルビ=ネクタイ)→ネクタイ、
4 上がり切る→上がりきる、やって見て→やってみて、又→また、入口→入り口、路易(ルビ=ルイ)→ルイ、一しよ→いっしょ、浮べ→浮かべ、交(ルビ=かは)る交(ルビ=がは)る→かわるがわる
5 口口に→口々に、或る→ある、爽かな→爽やかな、匂→匂い、如く→ごとく、分れて→分かれて、綺羅(ルビ=きら)びやか→きらびやか、一しよ→いっしょ
6 其処→そこ、何処→どこ、静に→静かに、儘→まま、叮嚀→丁寧、明か→明らか、預って→預かって、一しよ→いっしょ
7 ヴアルス→ヴァルス、鮮な→鮮やかな、嵌めた→はめた、巧に→巧みに、恥しそう→恥ずかしそう
8 花瓶々々→花瓶花瓶、或は→あるいは、陰欝→陰鬱、何処→どこ
9 辷って→すべって、如何に→いかに、如く→ごとく、挾んで→挟んで、懐しい→懐かしい、可笑しく→おかしく、度に→たびに、滑(ルビ=なめらか)な→滑らかな
10 児猫→子猫、其処→そこ、劬(ルビ=いたは)る→いたわる、ヴアルス→ヴァルス
11 此処→ここ、或は→あるいは、或→ある、サンドウイツチ→サンドウィッチ、アイスクリイム→アイスクリーム、聳(ルビ=そばだ)てた→そばだてた、下って→下がって、啣えて→咥えて
12 一しよ→いっしょ、頸→首、仄めかせる→ほのめかせる、天鵞絨(ルビ=びろうど)→ビロウド(天鵞絨は「びろうど」または「びろーど」で変換できない場合、一般に入力の方法がないので「ビロウド」とした）、感歎→感嘆
13 こざいません→ございません(校正ミス)、仄暗い→ほの暗い、名残り→名残、「凋(ルビ=すが)れて」のルビを「しお(れる)」に修正しました、
14 僅に→僅かに、参って見たう→参ってみとう、繞って→めぐって、何処→どこ、独り語→独り言、一しよ→いっしょ
15 向う→向こう、交し→交わし、提燈(ルビ=ちょうちん)→提灯、匂→匂い、管絃楽→管弦楽、相不変(ルビ=あいかわらず)→相変わらず、賑な→賑やかな、揺(ルビ=ゆす)っていた→揺すっていた
16 其処→そこ、揚る→揚がる、洩れた→漏れた、交って→交じって、気がっいて見ると→気がついてみると、借した→貸した、尋ねて見た→尋ねてみた、相不変→相変わらず
17 代り→代わり、集って→集まって、一しきり→ひとしきり、起り→起こり、将(ルビ=まさ)に→まさに、殆→殆ど、起させる→起こさせる
18 編棚→網棚、載せて置いた→載せておいた、一しよ→いっしょ
19 居ります→おります、仰有る→おっしゃる、ヴイオ→ヴィオ