■1暗号(コード) 私はS夫人の応接室で、彼女のいとこの紳士のノートを渡された。――神戸を船出して二日目の晩、私は暗号を預かる大切な任務に緊張しながらも食堂に行った
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【入力文コード】 | IA01928 |
【投稿】 | TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開) |
【公開日】 | 2021-05-30 11:22 (修正 2023-01-25 12:36) |
【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)
漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 105 | 271 | 6 | 2 | 1 | 37 | 422 |
文字含有率 | 24.9% | 64.2% | 1.4% | 0.5% | 0.2% | 8.8% | - |
【タイピング数】(登録ユーザー平均)
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【アンケート】
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【追加情報】
妖影
大倉燁子
底本:「大倉燁子探偵小説選」論創社
2011(平成23)年4月20日初版第1刷発行
底本の親本:「オール読物」文芸春秋
1934(昭和11)年9月号
初出:「オール読物」文芸春秋
1934(昭和11)年9月号
入力:kompass
校正:小林繁雄
2012年5月31日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ による修正点
○「上る」は本作品発表当時は「あがる・のぼる」の二通りに読むことができ、文意で明らかでない場合には、読みか判定できません。これらの箇所については読みが紛れない「上がる」に統一しました。
1 「一、暗号」→「1 暗号」、従兄(ルビ=いとこ)→いとこ、頂戴→ちょうだい、否え→いいえ、緩み→ゆるみ、飛んでもない→とんでもない、早速→さっそく、幾分→いくぶん、預って→預かって
2 盛に→盛んに、なお更→なおさら、ホーク→フォーク
3 卓子(ルビ=テーブル)→テーブル、隣りの→隣の、坐った→座った、一と目→一目、恐しく→恐ろしい、窶れ→やつれ
4 云っても→言っても、疾くに→とっくに、恐しい→恐ろしい、懸って→かかって、夜を更して→夜をふかして、上って→上がって
5 上って→上がって、伸した→伸ばした、差控えて→差し控えて、詰らなく→詰まらなく、呑気→のんき
6 上って→上がって、夜更→夜更け、少時(ルビ=しばらく)→しばらく、後姿→後ろ姿、真中→真ん中、現われた→現れた、可笑しく→おかしく、遂々(ルビ=とうとう)→とうとう
7 懸る→かかる、後姿→後ろ姿、直ぐ→すぐ、段々→だんだん、度に→たびに、お互に→お互いに、待もうける→待ち設ける、心持→心持ち、隣り→隣、大金持→大金持ち
8 好い→良い、羨し→羨まし、伏目→伏し目、殆んど→ほとんど、睫毛→まつげ、落して→落として、感歎→感嘆、
9 延ばす→伸ばす、繰返す→繰り返す、掴む→つかむ、厭な→いやな、反向けて→そむけて、拘らず→拘わらず
10 眠られない→眠れない、新らしい→新しい、労(ルビ=いた)わり→労り、上って→上がって、止った→止まった
11 早速→さっそく、容子→様子、危なかしい→危なっかしい
12 分らない→分からない、暫時(ルビ=しばらく)→しばらく、変って→変わって、笑(ルビ=えみ)→笑み、凝(ルビ=じっ)と→じっと、身内(ルビ=からだ)→身体、恐しい→恐ろしい
13 恐しい→恐ろしい、神経々々→神経神経、呑気→のんき、居り→おり、頻りに→しきりに、可笑しな→おかしな、何んで→何で、仰しゃって→おっしゃって
14 攣(ルビ=ふる)える→震える、恐しい→恐ろしい、起(し)→起こ(し)、居り→おり、捨石→捨て石、止って→止まって、真中→真ん中、始めて→初めて
15 頸輪→首輪、有った→あった、歎息→嘆息、断(ルビ=き)った→きった、終り→終わり、葬い→とむらい、分り→分かり
16 心持→心持ち、否え→いいえ、悔んだ→悔やんだ、一人ぽっち→一人ぼっち(原文は「ぽ(PO)っち」だが、最近は「ぼ(BO)っち」が一般的と考えられるため)、肱掛椅子→肘掛け椅子
17 召上られて→召し上がられて、、返辞→返事、お息(ルビ=やす)み→お休み、疳癪(ルビ=かんしゃく)→癇癪、起して→起こして、放(ルビ=う)っちゃっといて→うっちゃっといて、この儘→このまま、閉(ルビ=つぶ)って→つぶって、退(ルビ=さが)ろう→さがろう、居り→おり
18 分り→分かり、ストーヴ→ストーブ、打(ルビ=ぶ)つかって→ぶつかって、起(ルビ=た)ち上り→立ち上がり
19 処→所、惜い→惜しい
20 喋舌(ルビ=しゃべ)って→喋って、馬鹿奴(ルビ=ばかめ)→馬鹿め、悔み→悔やみ、気持→気持ち、我意(ルビ=わがまま)→わがまま、室→部屋、差支え→差し支え、直ぐ→すぐ
21 容子→様子、遂々→とうとう、柔かい→柔らかい、向い→向かい、注(ルビ=つ)いで→ついで、差出し→差し出し
22 容子→様子、召使→召し使い、悪るい→悪い、腹立しく→腹立たしく、耻(ルビ=はずか)しく→恥ずかしく、恐しく→恐ろしく、廻し→回し、ヴェランダ→ベランダ、呑→飲、後に→後ろに、退がり→さがり、立ってる→立っている(校正ミス?)
23 後退さり→後退り、ヂェスチュア→ジェスチャー、分り→分かり、化物→化け物、冷めとう→冷とう
24 室→部屋、肱掛→肘掛け、手当→手当て、真青→真っ青、凝と→じっと、咽び→むせび、軈(ルビ=やが)て→やがて、早速→さっそく、ストーヴ→ストーブ、暖かい→温かい、当り前→当たり前、恐し→恐ろし
25 分らなく→分からなく
26 軈(ルビ=やが)て→やがて、勿論→もちろん、隈なく→くまなく
27 判然(ルビ=はっきり)と→はっきりと、軈(ルビ=やが)て→やがて、かあッと→かあっと、室→部屋、胴巻→胴巻き、眩暈(ルビ=めまい)→めまい、落付き→落ち着き、浮んで→浮かんで、段々→だんだん
28 失なって→失って、処→所、始めて→初めて
29 立ち上り→立ち上がり、突込んで→突っ込んで、畳んで→たたんで、勿論→もちろん、愚図々→ぐずぐず、手巾(ルビ=ハンケチ)、嘗(ルビ=かつ)て→かつて、居ります→おります
30 吾々→我々、呑→飲、お互→お互い、引裂いて→引き裂いて
妖影
大倉燁子
底本:「大倉燁子探偵小説選」論創社
2011(平成23)年4月20日初版第1刷発行
底本の親本:「オール読物」文芸春秋
1934(昭和11)年9月号
初出:「オール読物」文芸春秋
1934(昭和11)年9月号
入力:kompass
校正:小林繁雄
2012年5月31日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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・TypetrekJ による修正点
○「上る」は本作品発表当時は「あがる・のぼる」の二通りに読むことができ、文意で明らかでない場合には、読みか判定できません。これらの箇所については読みが紛れない「上がる」に統一しました。
1 「一、暗号」→「1 暗号」、従兄(ルビ=いとこ)→いとこ、頂戴→ちょうだい、否え→いいえ、緩み→ゆるみ、飛んでもない→とんでもない、早速→さっそく、幾分→いくぶん、預って→預かって
2 盛に→盛んに、なお更→なおさら、ホーク→フォーク
3 卓子(ルビ=テーブル)→テーブル、隣りの→隣の、坐った→座った、一と目→一目、恐しく→恐ろしい、窶れ→やつれ
4 云っても→言っても、疾くに→とっくに、恐しい→恐ろしい、懸って→かかって、夜を更して→夜をふかして、上って→上がって
5 上って→上がって、伸した→伸ばした、差控えて→差し控えて、詰らなく→詰まらなく、呑気→のんき
6 上って→上がって、夜更→夜更け、少時(ルビ=しばらく)→しばらく、後姿→後ろ姿、真中→真ん中、現われた→現れた、可笑しく→おかしく、遂々(ルビ=とうとう)→とうとう
7 懸る→かかる、後姿→後ろ姿、直ぐ→すぐ、段々→だんだん、度に→たびに、お互に→お互いに、待もうける→待ち設ける、心持→心持ち、隣り→隣、大金持→大金持ち
8 好い→良い、羨し→羨まし、伏目→伏し目、殆んど→ほとんど、睫毛→まつげ、落して→落として、感歎→感嘆、
9 延ばす→伸ばす、繰返す→繰り返す、掴む→つかむ、厭な→いやな、反向けて→そむけて、拘らず→拘わらず
10 眠られない→眠れない、新らしい→新しい、労(ルビ=いた)わり→労り、上って→上がって、止った→止まった
11 早速→さっそく、容子→様子、危なかしい→危なっかしい
12 分らない→分からない、暫時(ルビ=しばらく)→しばらく、変って→変わって、笑(ルビ=えみ)→笑み、凝(ルビ=じっ)と→じっと、身内(ルビ=からだ)→身体、恐しい→恐ろしい
13 恐しい→恐ろしい、神経々々→神経神経、呑気→のんき、居り→おり、頻りに→しきりに、可笑しな→おかしな、何んで→何で、仰しゃって→おっしゃって
14 攣(ルビ=ふる)える→震える、恐しい→恐ろしい、起(し)→起こ(し)、居り→おり、捨石→捨て石、止って→止まって、真中→真ん中、始めて→初めて
15 頸輪→首輪、有った→あった、歎息→嘆息、断(ルビ=き)った→きった、終り→終わり、葬い→とむらい、分り→分かり
16 心持→心持ち、否え→いいえ、悔んだ→悔やんだ、一人ぽっち→一人ぼっち(原文は「ぽ(PO)っち」だが、最近は「ぼ(BO)っち」が一般的と考えられるため)、肱掛椅子→肘掛け椅子
17 召上られて→召し上がられて、、返辞→返事、お息(ルビ=やす)み→お休み、疳癪(ルビ=かんしゃく)→癇癪、起して→起こして、放(ルビ=う)っちゃっといて→うっちゃっといて、この儘→このまま、閉(ルビ=つぶ)って→つぶって、退(ルビ=さが)ろう→さがろう、居り→おり
18 分り→分かり、ストーヴ→ストーブ、打(ルビ=ぶ)つかって→ぶつかって、起(ルビ=た)ち上り→立ち上がり
19 処→所、惜い→惜しい
20 喋舌(ルビ=しゃべ)って→喋って、馬鹿奴(ルビ=ばかめ)→馬鹿め、悔み→悔やみ、気持→気持ち、我意(ルビ=わがまま)→わがまま、室→部屋、差支え→差し支え、直ぐ→すぐ
21 容子→様子、遂々→とうとう、柔かい→柔らかい、向い→向かい、注(ルビ=つ)いで→ついで、差出し→差し出し
22 容子→様子、召使→召し使い、悪るい→悪い、腹立しく→腹立たしく、耻(ルビ=はずか)しく→恥ずかしく、恐しく→恐ろしく、廻し→回し、ヴェランダ→ベランダ、呑→飲、後に→後ろに、退がり→さがり、立ってる→立っている(校正ミス?)
23 後退さり→後退り、ヂェスチュア→ジェスチャー、分り→分かり、化物→化け物、冷めとう→冷とう
24 室→部屋、肱掛→肘掛け、手当→手当て、真青→真っ青、凝と→じっと、咽び→むせび、軈(ルビ=やが)て→やがて、早速→さっそく、ストーヴ→ストーブ、暖かい→温かい、当り前→当たり前、恐し→恐ろし
25 分らなく→分からなく
26 軈(ルビ=やが)て→やがて、勿論→もちろん、隈なく→くまなく
27 判然(ルビ=はっきり)と→はっきりと、軈(ルビ=やが)て→やがて、かあッと→かあっと、室→部屋、胴巻→胴巻き、眩暈(ルビ=めまい)→めまい、落付き→落ち着き、浮んで→浮かんで、段々→だんだん
28 失なって→失って、処→所、始めて→初めて
29 立ち上り→立ち上がり、突込んで→突っ込んで、畳んで→たたんで、勿論→もちろん、愚図々→ぐずぐず、手巾(ルビ=ハンケチ)、嘗(ルビ=かつ)て→かつて、居ります→おります
30 吾々→我々、呑→飲、お互→お互い、引裂いて→引き裂いて