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文字数
348

世の中が今のようにきしみ合わず、のんびりしていた時代。芝居などでは美しい者はすべて強者、醜い者は弱者であった。そのため誰も彼も美しくなろうと入れ墨をした
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【アンケート評価】面白さ=3.83 難易度=4.00
(登録ユーザーによる5段階評価の平均値)
【入力文コード】 IA02109
【投稿】TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開)
【公開日】2021-09-09 10:50   (修正 2021-11-28 19:46)

【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)

 漢字ひらがなカタカナ英字数字句読点・ 記号合計
文字数131 188 29 348 
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【アンケート】

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【追加情報】 

・青空文庫 記載事項(本入力文は16分割しています)
表 題:刺青
著作者:谷崎潤一郎
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底本:「潤一郎ラビリンス※[#ローマ数字1、1-13-21]――初期短編集」中公文庫、中央公論社
   1998(平成10)年5月18日初版発行
底本の親本:「谷崎潤一郎全集 第一巻」中央公論社
   1981(昭和56)年5月25日
初出:「新思潮」
   1910(明治43)年11月号
※表題は底本では、「刺青《しせい》」となっています。
※底本は新字新仮名づかいです。なお旧字の混在は、底本通りです。
入力:砂場清隆
校正:門田裕志
2016年6月10日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ 修正点など
・「刺青」の表題読みは「しせい」ですが、本文中には「ほりもの」というルビが付いています。
・「云う」については人物が言葉を発する場合は「言う」、それ以外は「いう」としました。
・―や…が3つ以上連続している場合、2つに変更しました。

云→い、其→そ、居て→いて、䀆→尽、居た→いた、或は→あるいは、おの/\→おのおの、腕きゝ→腕きき、擴→拡、突っ張→突っ張り、就いて→ついて、起って→起こって、終る→終わる、変って→変わって、清洌(さんずいの洌)→清冽(にすいの冽)、丁度→ちょうど、馴染→馴染み、使→使い、上って→上がって、代り→代わり、代った→代わった、生れ→生まれ、戦→戦い、然し→しかし、上ら→上がら、突俯した→突っ伏した、放れて→放たれて、皆な→皆、聞え→聞こえ、上り→上がり、揚句→揚げ句、入墨→入れ墨、互に→互いに
上る→上がる、殊更→ことさら、冷やかに→冷ややかに、己れ→己、生血→生き血、交って→交わって、現わした→現した、為め→ため、群→群れ、労わる→労る、変った→変わった、一と方ならず→一方ならず、萬→万、ちッ→ちっ、静坐→静座
長閑→のどか、華魁(ルビ=おいらん)→花魁、駕籠舁→駕籠かき、挙(ルビ=こぞ)って→こぞって、迄→まで
仔細→子細
迄→まで、繰り展げた→繰り広げた、鏤(ルビ=ちりば)めた→ちりばめた
擡(ルビ=もた)げて→もたげて、展(ルビ=ひろ)げた→広げた
魘(ルビ=うな)される→うなされる
靠(ルビ=もた)れっさ→もたれ
喰→食、持て囃(ルビ=はや)され→持てはやされ
怺え→こらえ
て行った→ていった、擱(ルビ=お)いて→おいて
一と月→ひと月、二た月→ふた月、絵の島→江の島