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文字数
378

その頃、私は賑やかな交際関係から遠ざかりたいと思い、浅草の入り組んだ町の真言宗の寺の一間を借り受けた。寺は土塀が長く続く、重々しい感じを与える構えだった
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【入力文コード】 IA02127
【投稿】TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開)
【公開日】2021-09-17 19:01   (修正 2024-03-31 23:04)

【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)

 漢字ひらがなカタカナ英字数字句読点・ 記号合計
文字数126 223 22 378 
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【追加情報】 

秘密
谷崎潤一郎
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底本:「刺青・秘密」新潮文庫、新潮社
   1969(昭和44)年8月5日発行
   2011(平成23)年11月20日84刷改版
   2014(平成26)年6月5日87刷
初出:「中央公論」
   1911(明治44)年11月
※「群集」と「群衆」の混在は、底本通りです。
※底本巻末の編者による語注は省略しました。
入力:Iハルナ
校正:まつもこ
2016年9月9日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ 修正事項
<凡例>
・「云(う)」については人物が言葉を発する場合には「言う」、それ以外は「いう」に変更しました。「居る」については「いる」または「おる」に変更しました。「了(う)」については「しまう」に変更しました。「見る」は目で見る動作を示す場合は「見る」、「~して見る」など、それ以外の場合は「みる」に変更しました
・旧字について、廻→回、附→付、に修正しました。
・青空文庫版では、「衣裳」と「衣装」が混在していますが、「衣装」に統一しました

1 と云う→と言う、居た→いた、見附けた→見付けた、心附かない→心付かない、今迄(ルビ=いままで)→今まで、其処(ルビ=そこ)→そこ、何処(ルビ=どこ)→どこ、考から→考えから、裏(ルビ=つつ)んで→つつんで、揚句→揚げ句、一と間→一間、如く→ごとく、如何にも→いかにも、捜し→探し、却(ルビ=かえ)って→かえって
2 丁度→ちょうど、或(ルビ=あ)る→ある、其処→そこ、こう云って→こう言って、雑沓(ルビ=ざっとう)→雑踏、又→また、―――→――、生れて→生まれて、蹈(ルビ=ふ)み→踏み、屹度(ルビ=きっと)→きっと、如く→ごとく、孰方(ルビ=どっち)→どっち、後(ルビ=うしろ)→後ろ、己(ルビ=おれ)→おれ
3 辺→辺り、上って→上がって、列(ルビ=なら)んで→並んで、二た竿三竿→二竿三竿、衝(ルビ=つ)いて→ついて、考えて見た→考えてみた、屡々→しばしば、如く→ごとく
4 そう云う→そういう、此処彼処(ルビ=ここかしこ)→ここかしこ、捜し→探し、て見た→てみた、宏大→広大、随(ルビ=したが)い→従い、匿(ルビ=かく)す→隠す、求めて見れば見る程→求めてみればみる程、到る処→至るところ、置きながら→おきながら、曲った→曲がった、蹈んだ→踏んだ
5 と云う→と言う、居られる→おられる、了(ルビ=しま)った→しまった、曲った→曲がった、置いてき堀→置いてきぼり、為め→ため
6 云われる→言われる、了った→しまった、翫味→玩味、して見たり→してみたり、凡(ルビ=す)べて→すべて、為め→ため、毎日々々→毎日毎日、刺戟(ルビ=しげき)→刺激、アッシリヤ→アッシリア
7 賑か→賑やか、唯(ルビ=ただ)→ただ、徒(ルビ=いたず)ら→いたずら、て見(る)→てみ(る)、と云う→という、附かない→付かない、隠れん坊→かくれんぼ、気持→気持ち
8 新らしく→新しく、却って→かえって、幻燈(ルビ=げんとう)→幻灯、如く→ごとく、片附け→片付け、交っていた→交じっていた、始めて→初めて
9 此処→ここ、丁度→ちょうど、掛っている→掛かっている、て見た→てみた、舗(ルビ=みせ)→店、立ち罩(ルビ=こ)める→立ちこめる、天気の好い→天気の良い、儘(ルビ=まま)→まま、毎日々々→毎日毎日
10 ウヰスキー→ウイスキー、角壜(ルビ=かくびん)→角瓶、附→付、或る→ある、呷(ルビ=あお)って→あおって、成る可く→なるべく、雑沓(ルビ=ざっとう)→雑踏、廻ったり→回ったり、頬冠(ルビ=ほおかむ)り→頬被り、着(ルビ=つ)け髭(ルビ=ひげ)→付け髭、色合→色合い、凡べて→すべて、顫い→ふるい、屡々→しばしば、穿く→はく、丁度→ちょうど
11 羽織迄→羽織まで、心好さ→心よさ、向って→向かって、お白粉(ルビ=しろい)→白粉、万遍なく→まんべんなく、拡げる→広げる、毛孔→毛穴、沁み入る→しみいる、恣(ルビ=ほしいまま)に→ほしいままに、下っている→下がっている
12 随って→従って、如く→ごとく、唯→ただ、附かない→付かない、変って→変わって、腰巻→腰巻き、凡べて→すべて、手頸(ルビ=てくび)→手首、冠(ルビ=かぶ)り→かぶり、冷やか→冷ややか、始めて→初めて
13 為め→ため、辺→辺り、腰巻→腰巻き、緊(し)め→締め、蔭→陰、お白粉→白粉、柔か→柔らか、心持→心持ち
14 アーク燈→アーク灯、はッきり→はっきり、雑沓→雑踏、交って→交じって、終(ルビ=おお)せた→おおせた、こッてり→こってり、悉く→ことごとく、衣摺(ルビ=きぬず)れ→衣ずれ、擦れ違う→すれ違う、群→群れ、訝(ルビ=あや)しまない→怪しまない、衣裳→衣装、悉(ルビ=ことごと)く→ことごとく
15 凡べて→すべて、何処→どこ、電燈→電灯、為めに→ために、上る→上がる、儘→まま、肌理(ルビ=きめ)→きめ、滲(ルビ=し)み着いて→染みついて、廃頽(ルビ=はいたい)→廃退、衣裳→衣装、始めて→初めて
16 如く→ごとく、迄→まで、或る→ある、腹這って→腹ばって、飜(ルビ=ひるがえ)す→翻す、聯想(ルビ=れんそう)→連想、為めに→ために、挿(ルビ=はさ)んで→はさんで、もッと→もっと、出会(ルビ=でくわ)した→出くわした、ウヰスキー→ウイスキー、呷って→あおって、上り→上がり、お白粉→白粉
17 見廻した→見回した、ぱッと→ぱっと、電燈→電灯、渓底(ルビ=たにそこ)→谷底、上る→上がる、烟(ルビ=けむり)→煙、蔭→陰、色合→色合い、婀娜(ルビ=あだ)っぽい→あだっぽい、乃至(ルビ=ないし)→ないし、筈(ルビ=はず)→はず、左隣り→左隣、度毎(ルビ=たびごと)→たびごと、能(ルビ=よ)く→よく
18 くッきり→くっきり、堅儀(ルビ=かたぎ)→堅気、土耳古(ルビ=トルコ)巻→トルコ巻き、烟→煙、篏(ルビ=は)め→はめ、皺嗄れた→しわがれた、M. C. C.→M.C.C.

(秘密 2/38 に続く)