8世紀頃、秀才の李徴(りちょう)は、若くして高級官僚登用試験に合格したが、プライドが高く、任ぜられた江南尉の職に満足せず、退職し名を死後百年遺そうと詩作にふけった
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【投稿】 | TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開) |
【公開日】 | 2022-05-26 12:36 (修正 2023-08-22 21:22) |
【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)
漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 65 | 92 | 0 | 0 | 0 | 16 | 173 |
文字含有率 | 37.6% | 53.2% | 0% | 0% | 0% | 9.2% | - |
【タイピング数】(登録ユーザー平均)
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【アンケート】
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【追加情報】
山月記
中島敦
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底本:「李陵・山月記」新潮文庫、新潮社
1969(昭和44)年9月20日発行
入力:平松大樹
校正:林めぐみ
1998年11月12日公開
2010年11月2日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ による修正点
<入力不能文字について>
本作には、通常の日本語変換では入力できない漢字が出現します。これらの文字については、作品の雰囲気をなるべく損なわないよう、下記のように修正しました。
虢略(かくりゃく、中国の旧地名)→郭略(同音異字への修正)
儁才(ルビ=しゅんさい)→俊才(同音類語への修正)
袁傪(えんさん、人名)→袁参(同音異字への修正)
嘷(こう、吼えること)→吼(同音類語への修正)
軺(ルビなし、古代人力車)→よう(軺の読みは「よう」または「しょう」)
<「己」について>
本作では「己」の文字の読みを文脈によって「おれ」「おのれ」とルビで区別しています。本サイトでは使い分けが難しいので、「おれ」と読む箇所は「おれ」に修正し、「おのれ」と読む箇所についてはそのまま「己」としました。
1 虢略(かくりゃく)→郭略、交(ルビ=まじわり)→交わり、揚らず→揚がらず
2 曾て→嘗て、焦躁(ルビ=しょうそう)→焦燥
3 曾て→嘗て、儁才(ルビ=しゅんさい)→俊才、如何に→いかに、傷(ルビ=きずつ)けた→きずつけた、或→ある、起上る→起き上がる、愈々→いよいよ、分らぬ→分からぬ
4 附近→付近、手掛り→手掛かり、袁傪(ルビ=えんさん)→袁参、使し→使いし、人喰虎→人食い虎
5 袁傪→袁参、供廻り→供回り、繰返し→繰り返し、聞えた→聞こえた、果して→果たして、飜して→翻して
6 如何にも→いかにも、袁傪→袁参、少かった→少なかった
7 袁傪→袁参、起させる→起こさせる、決って→決まって、愧赧(きたん)→きたん、又→また
8 曾て→嘗て、袁傪→袁参、交して→交わして、受容(ルビ=うけい)れ→受け容れ、怪もう→怪しもう
9 袁傪→袁参、泊った→泊まった、肱(ルビ=ひじ)→肘
10 起り→起こり
11 押付け→押し付け、受取って→受け取って、分ら→分から
12 曾て→嘗て、恐しく→恐ろしく、情なく→情けなく
13 恐しい→恐ろしい、廻り→回り、見たら→みたら、己(ルビ=おれ)→おれ、埋(ルビ=うも)れて→埋もれて、了(ルビ=しま)う→しまう、喰(ルビ=くろ)うて→喰ろうて
14 了(い)→しま(い)、恐しく→恐ろしく、己→おれ、「ないか? いや、」→?の後に改行追加(行末禁則処理のため)
15 気持→気持ち、分らない→分からない、己→おれ、成った→なった、了う→しまう、置きたい→おきたい、聞入って→聞き入って、袁傪→袁参、積り→積もり、立至った→立ち至った、
16 曾て→嘗て、仍(ルビ=よ)って→よって
17 於(ルビ=おい)て→於いて、袁傪→袁参、凡そ→およそ、成程→なるほど
18 終った→終わった、己→おれ、袁傪→袁参、思出し→思い出し
19 懐(おもい)→懐い、見よう→みよう、袁傪→袁参、曾て→嘗て、又→また、冷やか→冷ややか、成る→なる
20 薄倖→薄幸、云わない→いわない、曾て→嘗て、依れば→よれば、己→おれ、交(ルビ=まじわり)→交わり、当る→当たる
21 又→また、己→おれ、敢(ルビ=あえ)て→敢えて
22 己→おれ、了った→しまった、猛獣使→猛獣使い、当る→当たる、損い→損ない
23 己→おれ、有(ルビ=も)って→もって、了った→しまった
24 己→おれ、悔→悔い、向う→向こう、巖(ルビ=いわ)→岩
25 彼処(ルビ=あそこ)→あそこ、気持→気持ち、向って→向かって、分って→分かって、己→おれ、咆えた→吼えた
26 固より→もとより、己→おれ
27 お願→お願い、己→おれ、莫(ルビ=な)い→ない、恩倖(ルビ=おんこう)→恩幸、終って→終わって、聞えた→聞こえた、泛(ルビ=うか)べ→浮かべ、欣(ルビ=よろこ)んで→よろこんで、副(ルビ=そ)い→添い
28 己→おれ、又→また、袁傪→袁参、附加えて→付け加えて、堕(ルビ=おと)す→堕とす
29 又→また、上った→上がった、此方(ルビ=こちら)→こちら、此処(ルビ=ここ)→ここ、気持→気持ち、起させない→起こさせない、袁傪→袁参、向って→向かって
30 袁傪→袁参、振返って→振り返って、又→また
<参考資料>
本作に含まれている漢詩は、書き下し文に直して掲載しました。
その際、下記サイトを参考にさせていただきました。
・『山月記』中島敦 作中漢詩の読み方と意味
https://note.com/moyoco/n/ne781f8b1da27
・国語を勉強しよう「山月記24」
https://ameblo.jp/kimi-nakamura-ken1102/entry-10934139855.html
山月記
中島敦
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底本:「李陵・山月記」新潮文庫、新潮社
1969(昭和44)年9月20日発行
入力:平松大樹
校正:林めぐみ
1998年11月12日公開
2010年11月2日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ による修正点
<入力不能文字について>
本作には、通常の日本語変換では入力できない漢字が出現します。これらの文字については、作品の雰囲気をなるべく損なわないよう、下記のように修正しました。
虢略(かくりゃく、中国の旧地名)→郭略(同音異字への修正)
儁才(ルビ=しゅんさい)→俊才(同音類語への修正)
袁傪(えんさん、人名)→袁参(同音異字への修正)
嘷(こう、吼えること)→吼(同音類語への修正)
軺(ルビなし、古代人力車)→よう(軺の読みは「よう」または「しょう」)
<「己」について>
本作では「己」の文字の読みを文脈によって「おれ」「おのれ」とルビで区別しています。本サイトでは使い分けが難しいので、「おれ」と読む箇所は「おれ」に修正し、「おのれ」と読む箇所についてはそのまま「己」としました。
1 虢略(かくりゃく)→郭略、交(ルビ=まじわり)→交わり、揚らず→揚がらず
2 曾て→嘗て、焦躁(ルビ=しょうそう)→焦燥
3 曾て→嘗て、儁才(ルビ=しゅんさい)→俊才、如何に→いかに、傷(ルビ=きずつ)けた→きずつけた、或→ある、起上る→起き上がる、愈々→いよいよ、分らぬ→分からぬ
4 附近→付近、手掛り→手掛かり、袁傪(ルビ=えんさん)→袁参、使し→使いし、人喰虎→人食い虎
5 袁傪→袁参、供廻り→供回り、繰返し→繰り返し、聞えた→聞こえた、果して→果たして、飜して→翻して
6 如何にも→いかにも、袁傪→袁参、少かった→少なかった
7 袁傪→袁参、起させる→起こさせる、決って→決まって、愧赧(きたん)→きたん、又→また
8 曾て→嘗て、袁傪→袁参、交して→交わして、受容(ルビ=うけい)れ→受け容れ、怪もう→怪しもう
9 袁傪→袁参、泊った→泊まった、肱(ルビ=ひじ)→肘
10 起り→起こり
11 押付け→押し付け、受取って→受け取って、分ら→分から
12 曾て→嘗て、恐しく→恐ろしく、情なく→情けなく
13 恐しい→恐ろしい、廻り→回り、見たら→みたら、己(ルビ=おれ)→おれ、埋(ルビ=うも)れて→埋もれて、了(ルビ=しま)う→しまう、喰(ルビ=くろ)うて→喰ろうて
14 了(い)→しま(い)、恐しく→恐ろしく、己→おれ、「ないか? いや、」→?の後に改行追加(行末禁則処理のため)
15 気持→気持ち、分らない→分からない、己→おれ、成った→なった、了う→しまう、置きたい→おきたい、聞入って→聞き入って、袁傪→袁参、積り→積もり、立至った→立ち至った、
16 曾て→嘗て、仍(ルビ=よ)って→よって
17 於(ルビ=おい)て→於いて、袁傪→袁参、凡そ→およそ、成程→なるほど
18 終った→終わった、己→おれ、袁傪→袁参、思出し→思い出し
19 懐(おもい)→懐い、見よう→みよう、袁傪→袁参、曾て→嘗て、又→また、冷やか→冷ややか、成る→なる
20 薄倖→薄幸、云わない→いわない、曾て→嘗て、依れば→よれば、己→おれ、交(ルビ=まじわり)→交わり、当る→当たる
21 又→また、己→おれ、敢(ルビ=あえ)て→敢えて
22 己→おれ、了った→しまった、猛獣使→猛獣使い、当る→当たる、損い→損ない
23 己→おれ、有(ルビ=も)って→もって、了った→しまった
24 己→おれ、悔→悔い、向う→向こう、巖(ルビ=いわ)→岩
25 彼処(ルビ=あそこ)→あそこ、気持→気持ち、向って→向かって、分って→分かって、己→おれ、咆えた→吼えた
26 固より→もとより、己→おれ
27 お願→お願い、己→おれ、莫(ルビ=な)い→ない、恩倖(ルビ=おんこう)→恩幸、終って→終わって、聞えた→聞こえた、泛(ルビ=うか)べ→浮かべ、欣(ルビ=よろこ)んで→よろこんで、副(ルビ=そ)い→添い
28 己→おれ、又→また、袁傪→袁参、附加えて→付け加えて、堕(ルビ=おと)す→堕とす
29 又→また、上った→上がった、此方(ルビ=こちら)→こちら、此処(ルビ=ここ)→ここ、気持→気持ち、起させない→起こさせない、袁傪→袁参、向って→向かって
30 袁傪→袁参、振返って→振り返って、又→また
<参考資料>
本作に含まれている漢詩は、書き下し文に直して掲載しました。
その際、下記サイトを参考にさせていただきました。
・『山月記』中島敦 作中漢詩の読み方と意味
https://note.com/moyoco/n/ne781f8b1da27
・国語を勉強しよう「山月記24」
https://ameblo.jp/kimi-nakamura-ken1102/entry-10934139855.html