この話はお金(きん)がどの客にも一度はする話だった。あの頃のお金は、確かに三十を越していた
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【入力文コード】 | IA03103 |
【投稿】 | TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開) |
【公開日】 | 2022-11-22 22:06 (修正 2024-05-29 09:41) |
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漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 84 | 255 | 0 | 0 | 0 | 36 | 375 |
文字含有率 | 22.4% | 68% | 0% | 0% | 0% | 9.6% | - |
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【追加情報】
心中
森鴎外
底本:「森鴎外集 新潮日本文学1」新潮社
1971(昭和46)年8月12日発行
入力:柿澤早苗
校正:湯地光弘
1999年10月16日公開
2006年4月30日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ による修正点
「云う」について、実際に人が話をする場合には「言う」、「(~と)云う」などと用いられている場合には「(~と)いう」に修正しました。
1 と云う→という、救→救い、難有(ルビ=ありがた)い→有り難い、話し掛けて→話しかけて、悔やしがり→悔しがり、覚えて置いて→覚えておいて
2 と云う→という、度々→たびたび、矢っ張→やっぱり、一寸(ルビ=ちょっと)→ちょっと、坐わ(って)→座(って)、又→また、大層→たいそう、撮(ルビ=つま)んで→つまんで、慥(ルビ=たし)かに→確かに、云うような→いうような、随分→ずいぶん
3 と云う→という、こう云う→こういう、又→また、吭(ルビ=のど)→喉、尤も→もっとも、頃日(ルビ=このごろ)→このごろ、押え(る)→押さえ(る)、紋切形→紋切り形、若し→もし、遣れば→やれば、留まって→止まって
4 と云う→という、積り→積もり、為事(しごと)→仕事、お爺(ルビ=じ)いさん→お爺さん、為め→為、附けた→付けた、目刺→目刺し、片端(ルビ=かたっぱし)→片っ端、川桝(ルビ=かわます)→川升、二十畳敷→二十畳敷き、朝起→朝起き、お爺いさん→お爺さん、蔭→陰、寃罪(ルビ=えんざい)→冤罪
5 或る→ある、廻る→回る、真中→真ん中、吊るして→吊して、寐(ルビ=ね)て→寝て、積って→積もって,一疋(ルビ=ぴき)→一匹、暮→暮れ、目刺→目刺し、向う→向こう
6 と云う→という、歇(ルビ=や)んで→やんで、擡(ルビ=もた)げて→もたげて、寐た→寝た、只→ただ、精々→せいぜい、慥か→確か
7 と云う→という、附→付、矢っ張→矢っ張り、為方(ルビ=しかた)→仕方、鬆(ルビ=ゆる)んだ→緩んだ、衝き合せて→突き合わせて、一寸→ちょっと、一しょ→一緒、立ち留まった→立ち止まった
8 と云う→という、附→付、絿(ルビ=ちぢ)れた→縮れた、矢っ張→矢っ張り、勘辨→勘弁、寝巻→寝巻き、掻き合せ→掻き合わせ、一しょ→いっしょ、足踏→足踏み、行き留まり→行き止まり、擡げた→もたげた
9 又→また、或る→ある、賽(ルビ=まが)い→まがい、摩(ルビ=す)れ合う→すれ合う、為めに→為に、泣声→泣き声、燈籠→灯籠、花崗石(ルビ=みかげいし)→御影石、往(ルビ=ゆ)き返り→行き帰り、造り事→作り事
10 と云って→といって、と云う→という、附→付、跡で→後で、空床(ルビ=あきどこ)→空き床、矢張→矢張り、明いている→空いている、暮して→暮らして
11 又→また、附→付、浴帷子(ルビ=ゆかた)→浴衣、揶揄った→からかった、尋ねて来た→訪ねて来た、預けて置く→預けておく、廃(ルビ=よ)し給え→よし給え、勢→勢い。先きに→先に、度々→たびたび、川桝→川升、婿取→婿取り、矢張→矢張り
12 或る→ある、附→付、一寸→ちょっと、物分り→物分かり、這入った→入った、跡を→後を、度々→たびたび、逐い出し→追い出し
13 と云う→という、こう云う→こういう、附→付、賺(ルビ=すか)す→すかす、為め→為、俯向いて→俯いて、跡で→後で、一しょ→いっしょ、川桝→川升、直ぐ→すぐ、段々→だんだん、随分→ずいぶん
14 と云う→という、笑靨(ルビ=えくぼ)→えくぼ、可哀う→可愛う、リオナルドオ・ダア・ヰンチ→レオナルド・ダ・ビンチ、折合→折り合い、直ぐ跡で→すぐ後で、愛敬(ルビ=あいきょう)→愛嬌、川桝→川升、竪(ルビ=たて)に→縦に
15 と云う→という、極まって→決まって、振舞→振る舞い、本になって→元になって、先き→先、変った→変わった、生帳面(ルビ=きちょうめん)→几帳面、立って→経って
16 と云う→という、附→付、附→付、跡に→後に、一しょ→一緒、先き→先、向う→向こう、却(ルビ=かえっ)て→かえって、為め→為、その物→そのもの、食っ付いて→くっ付いて、笑談(ルビ=じょうだん)→冗談、一しきり→ひとしきり、戦(ルビ=そよ)ぐ→そよぐ、差している明り→射している明かり、曲る→曲がる、聞える→聞こえる、踵に障る→踵に触る
17 と云う→という、譬えば→例えば、欹(ルビ=そばだ)てて→そばだてて、聞えて→聞こえて
18 と云う→という、又→また、附合い→付き合い、附いて→付いて、一しょ→いっしょ、心持→心持ち、屏(ルビ=つ)めて→つめて、跡→後、矢張→矢張り、聞える→聞こえる、気持→気持ち、明り→明かり、照し出す→照らし出す
19 と云う→という、又→また、附→付、始(ルビ=はじめ)て→はじめて、堕(ルビ=お)ちた→落ちた、跡で→後で、変って→変わって、這入る→入る、立ち留ま(った)→立ち止ま(った)、雪明り→雪明かり、聞えて→聞こえて
20 又→また、附いた→付いた、矢っ張→矢っ張り、こん度→今度、攫(ルビ=つか)まえ→つかまえ、慥(ルビ=たし)かに→確かに、聞える→聞こえる、直き→直
21 と云う→という、攫まえられた→つかまえられた、雪明り→雪明かり、一しょ→いっしょ、棄てて置いて→棄てておいて
22 附→付、剜(ルビ=えぐ)った→抉った、頸動脉(ルビ=けいどうみゃく)→頸動脈、川桝→川升、使→使い、明間(ルビ=あきま)→空き間
23 吭(ルビ=のど)→喉、明り→明かり、消して置いて→消しておいて、為め→為、暮→暮れ、川桝→川升
心中
森鴎外
底本:「森鴎外集 新潮日本文学1」新潮社
1971(昭和46)年8月12日発行
入力:柿澤早苗
校正:湯地光弘
1999年10月16日公開
2006年4月30日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ による修正点
「云う」について、実際に人が話をする場合には「言う」、「(~と)云う」などと用いられている場合には「(~と)いう」に修正しました。
1 と云う→という、救→救い、難有(ルビ=ありがた)い→有り難い、話し掛けて→話しかけて、悔やしがり→悔しがり、覚えて置いて→覚えておいて
2 と云う→という、度々→たびたび、矢っ張→やっぱり、一寸(ルビ=ちょっと)→ちょっと、坐わ(って)→座(って)、又→また、大層→たいそう、撮(ルビ=つま)んで→つまんで、慥(ルビ=たし)かに→確かに、云うような→いうような、随分→ずいぶん
3 と云う→という、こう云う→こういう、又→また、吭(ルビ=のど)→喉、尤も→もっとも、頃日(ルビ=このごろ)→このごろ、押え(る)→押さえ(る)、紋切形→紋切り形、若し→もし、遣れば→やれば、留まって→止まって
4 と云う→という、積り→積もり、為事(しごと)→仕事、お爺(ルビ=じ)いさん→お爺さん、為め→為、附けた→付けた、目刺→目刺し、片端(ルビ=かたっぱし)→片っ端、川桝(ルビ=かわます)→川升、二十畳敷→二十畳敷き、朝起→朝起き、お爺いさん→お爺さん、蔭→陰、寃罪(ルビ=えんざい)→冤罪
5 或る→ある、廻る→回る、真中→真ん中、吊るして→吊して、寐(ルビ=ね)て→寝て、積って→積もって,一疋(ルビ=ぴき)→一匹、暮→暮れ、目刺→目刺し、向う→向こう
6 と云う→という、歇(ルビ=や)んで→やんで、擡(ルビ=もた)げて→もたげて、寐た→寝た、只→ただ、精々→せいぜい、慥か→確か
7 と云う→という、附→付、矢っ張→矢っ張り、為方(ルビ=しかた)→仕方、鬆(ルビ=ゆる)んだ→緩んだ、衝き合せて→突き合わせて、一寸→ちょっと、一しょ→一緒、立ち留まった→立ち止まった
8 と云う→という、附→付、絿(ルビ=ちぢ)れた→縮れた、矢っ張→矢っ張り、勘辨→勘弁、寝巻→寝巻き、掻き合せ→掻き合わせ、一しょ→いっしょ、足踏→足踏み、行き留まり→行き止まり、擡げた→もたげた
9 又→また、或る→ある、賽(ルビ=まが)い→まがい、摩(ルビ=す)れ合う→すれ合う、為めに→為に、泣声→泣き声、燈籠→灯籠、花崗石(ルビ=みかげいし)→御影石、往(ルビ=ゆ)き返り→行き帰り、造り事→作り事
10 と云って→といって、と云う→という、附→付、跡で→後で、空床(ルビ=あきどこ)→空き床、矢張→矢張り、明いている→空いている、暮して→暮らして
11 又→また、附→付、浴帷子(ルビ=ゆかた)→浴衣、揶揄った→からかった、尋ねて来た→訪ねて来た、預けて置く→預けておく、廃(ルビ=よ)し給え→よし給え、勢→勢い。先きに→先に、度々→たびたび、川桝→川升、婿取→婿取り、矢張→矢張り
12 或る→ある、附→付、一寸→ちょっと、物分り→物分かり、這入った→入った、跡を→後を、度々→たびたび、逐い出し→追い出し
13 と云う→という、こう云う→こういう、附→付、賺(ルビ=すか)す→すかす、為め→為、俯向いて→俯いて、跡で→後で、一しょ→いっしょ、川桝→川升、直ぐ→すぐ、段々→だんだん、随分→ずいぶん
14 と云う→という、笑靨(ルビ=えくぼ)→えくぼ、可哀う→可愛う、リオナルドオ・ダア・ヰンチ→レオナルド・ダ・ビンチ、折合→折り合い、直ぐ跡で→すぐ後で、愛敬(ルビ=あいきょう)→愛嬌、川桝→川升、竪(ルビ=たて)に→縦に
15 と云う→という、極まって→決まって、振舞→振る舞い、本になって→元になって、先き→先、変った→変わった、生帳面(ルビ=きちょうめん)→几帳面、立って→経って
16 と云う→という、附→付、附→付、跡に→後に、一しょ→一緒、先き→先、向う→向こう、却(ルビ=かえっ)て→かえって、為め→為、その物→そのもの、食っ付いて→くっ付いて、笑談(ルビ=じょうだん)→冗談、一しきり→ひとしきり、戦(ルビ=そよ)ぐ→そよぐ、差している明り→射している明かり、曲る→曲がる、聞える→聞こえる、踵に障る→踵に触る
17 と云う→という、譬えば→例えば、欹(ルビ=そばだ)てて→そばだてて、聞えて→聞こえて
18 と云う→という、又→また、附合い→付き合い、附いて→付いて、一しょ→いっしょ、心持→心持ち、屏(ルビ=つ)めて→つめて、跡→後、矢張→矢張り、聞える→聞こえる、気持→気持ち、明り→明かり、照し出す→照らし出す
19 と云う→という、又→また、附→付、始(ルビ=はじめ)て→はじめて、堕(ルビ=お)ちた→落ちた、跡で→後で、変って→変わって、這入る→入る、立ち留ま(った)→立ち止ま(った)、雪明り→雪明かり、聞えて→聞こえて
20 又→また、附いた→付いた、矢っ張→矢っ張り、こん度→今度、攫(ルビ=つか)まえ→つかまえ、慥(ルビ=たし)かに→確かに、聞える→聞こえる、直き→直
21 と云う→という、攫まえられた→つかまえられた、雪明り→雪明かり、一しょ→いっしょ、棄てて置いて→棄てておいて
22 附→付、剜(ルビ=えぐ)った→抉った、頸動脉(ルビ=けいどうみゃく)→頸動脈、川桝→川升、使→使い、明間(ルビ=あきま)→空き間
23 吭(ルビ=のど)→喉、明り→明かり、消して置いて→消しておいて、為め→為、暮→暮れ、川桝→川升