■一 幻灯 恋をしたのだ。はじめてで私はあせり、相手は逃げた。私は最初から歓迎されていなかった。無理心中という古くさい概念をはねつけて、相手はどこかへ消えうせた
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【入力文コード】 | IA03206 |
【投稿】 | TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開) |
【公開日】 | 2023-01-21 15:04 (修正 2024-02-23 22:43) |
【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)
漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 96 | 297 | 0 | 0 | 0 | 39 | 432 |
文字含有率 | 22.2% | 68.8% | 0% | 0% | 0% | 9% | - |
【タイピング数】(登録ユーザー平均)
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【アンケート】
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【追加情報】
ダス・ゲマイネ
太宰治
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底本:「走れメロス」新潮文庫、新潮社
1967(昭和42)年7月10日発行
1985(昭和60)年9月15日40刷改版
1989(平成元)年6月10日50刷
初出:「文藝春秋」
1935(昭和10)年10月
入力:野口英司
校正:八巻美恵
2004年2月23日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ 修正点
1 幻燈→幻灯、少い→少ない、謂(ルビ=い)わば→言わば、嗄(ルビ=しわが)れた→しわがれた、堪(ルビ=こた)える→こたえる、生れた→生まれた、失せる→うせる
2 工合い→具合、恰好→格好
3 乍ら→ながら、サアジ→サージ、恰好→格好、啜(ルビ=すす)り→すすり、教った→教わった、変った→変わった、叙情詩→抒情詩
4 天鵞絨(ルビ=ビロード)→ビロード、紐釦(ルビ=ボタン)→ボタン、坐っ(た)→座っ(た)、無精鬚(ルビ=ぶしょうひげ)→無精ひげ、分らぬ→分からぬ、浮べ→浮かべ、碾茶(ひきちゃ)→ひき茶
5 押し潰し→押しつぶし、変って→変わって、呑めば→飲めば
6 坐り→座り、居る→いる、合槌(ルビ=あいづち)→相槌、呑(ルビ=の)み→飲み
7 危い→危ない、附け→付け、生れ→生まれ、碾茶(ひきちゃ)→ひき茶
8 坐った→座った、ビヤホオル→ビヤホール、テエブル→テーブル、ビイル→ビール、交した→交わした、辱かしめられた→辱められた、蔭(ルビ=かげ)→陰、禿頭(ルビ=はげあたま)→禿げ頭、隣り→隣、カフエ→カフェ、呑んで→飲んで
9 工合い→具合、交して→交わして、翌(ルビ=あく)る日→あくる日、附き→付き、呑んで→飲んで
10 技倆(ルビ=ぎりょう)→技量、果し→果てし、居らぬ→おらぬ、依れば→よれば、ケエス→ケース
11 恰好→格好、技倆→技量、ケエス→ケース、現われる→現れる、菜葉服→菜っ葉服、謂わば→言わば、様様に→さまざまに、悴(ルビ=せがれ)→倅
12 終る→終わる、鳥渡(ルビ=ちょっと)→ちょっと、言って置いた→言っておいた、頗(ルビ=すこぶ)る→すこぶる
13 幻燈→幻灯、坐って→座って、ビイル→ビール、呑んで→飲んで
14 幻燈→幻灯、呑みに→飲みに、居ても→いても
15 了(ルビ=おお)せた→おおせた、曲り→曲がり、始めて→初めて
16 幻燈→幻灯、雑沓(ルビ=ざっとう)→雑踏、応えかた→答えかた、噴きだして→吹きだして
17 生れて→生まれて、呑み→飲み
18 曰く→いわく、呉れない→くれない
19 曰く→いわく
20 浮んだ→浮かんだ、て置いた→ておいた、巧い→うまい
22 技倆→技量、呉れる→くれる、勿(ルビ=なか)れ→なかれ、於いて→おいて、紺飛白(ルビ=こんがすり)→紺がすり、故智→故知、ユニフォオム→ユニフォーム
23 真赤→真っ赤、簪(ルビ=かんざし)→かんざし、塗盆→塗り盆、蹲(ルビ=うずくま)って→うずくまって、烟(ルビ=けむ)って→けむって、後姿→後ろ姿
24 碾茶(ひきちゃ)→ひき茶、髭→ひげ、鬚→ひげ、無智→無知、流石→さすが
25 一こと→一言、落書→落書き、極→極み、筆を執っても→筆をとっても、似顔画→似顔絵
26 工合い→具合、或る→ある
27 交した→交わした、眼玉→目玉、冷く→冷たく、嗄れた→しわがれた、画かき→絵描き、肌理(ルビ=きめ)→きめ
28 頸(ルビ=くび)→首
29 坐る→座る、或る→ある、傍見(ルビ=わきみ)→わき見
30 ビイル→ビール、呑まない→飲まない、倒立(ルビ=さかだ)ち→逆立ち、易々と→やすやすと、雑沓→雑踏
(ダス・ゲマイネ 2/54 に続く)
ダス・ゲマイネ
太宰治
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底本:「走れメロス」新潮文庫、新潮社
1967(昭和42)年7月10日発行
1985(昭和60)年9月15日40刷改版
1989(平成元)年6月10日50刷
初出:「文藝春秋」
1935(昭和10)年10月
入力:野口英司
校正:八巻美恵
2004年2月23日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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○TypetrekJ 修正点
1 幻燈→幻灯、少い→少ない、謂(ルビ=い)わば→言わば、嗄(ルビ=しわが)れた→しわがれた、堪(ルビ=こた)える→こたえる、生れた→生まれた、失せる→うせる
2 工合い→具合、恰好→格好
3 乍ら→ながら、サアジ→サージ、恰好→格好、啜(ルビ=すす)り→すすり、教った→教わった、変った→変わった、叙情詩→抒情詩
4 天鵞絨(ルビ=ビロード)→ビロード、紐釦(ルビ=ボタン)→ボタン、坐っ(た)→座っ(た)、無精鬚(ルビ=ぶしょうひげ)→無精ひげ、分らぬ→分からぬ、浮べ→浮かべ、碾茶(ひきちゃ)→ひき茶
5 押し潰し→押しつぶし、変って→変わって、呑めば→飲めば
6 坐り→座り、居る→いる、合槌(ルビ=あいづち)→相槌、呑(ルビ=の)み→飲み
7 危い→危ない、附け→付け、生れ→生まれ、碾茶(ひきちゃ)→ひき茶
8 坐った→座った、ビヤホオル→ビヤホール、テエブル→テーブル、ビイル→ビール、交した→交わした、辱かしめられた→辱められた、蔭(ルビ=かげ)→陰、禿頭(ルビ=はげあたま)→禿げ頭、隣り→隣、カフエ→カフェ、呑んで→飲んで
9 工合い→具合、交して→交わして、翌(ルビ=あく)る日→あくる日、附き→付き、呑んで→飲んで
10 技倆(ルビ=ぎりょう)→技量、果し→果てし、居らぬ→おらぬ、依れば→よれば、ケエス→ケース
11 恰好→格好、技倆→技量、ケエス→ケース、現われる→現れる、菜葉服→菜っ葉服、謂わば→言わば、様様に→さまざまに、悴(ルビ=せがれ)→倅
12 終る→終わる、鳥渡(ルビ=ちょっと)→ちょっと、言って置いた→言っておいた、頗(ルビ=すこぶ)る→すこぶる
13 幻燈→幻灯、坐って→座って、ビイル→ビール、呑んで→飲んで
14 幻燈→幻灯、呑みに→飲みに、居ても→いても
15 了(ルビ=おお)せた→おおせた、曲り→曲がり、始めて→初めて
16 幻燈→幻灯、雑沓(ルビ=ざっとう)→雑踏、応えかた→答えかた、噴きだして→吹きだして
17 生れて→生まれて、呑み→飲み
18 曰く→いわく、呉れない→くれない
19 曰く→いわく
20 浮んだ→浮かんだ、て置いた→ておいた、巧い→うまい
22 技倆→技量、呉れる→くれる、勿(ルビ=なか)れ→なかれ、於いて→おいて、紺飛白(ルビ=こんがすり)→紺がすり、故智→故知、ユニフォオム→ユニフォーム
23 真赤→真っ赤、簪(ルビ=かんざし)→かんざし、塗盆→塗り盆、蹲(ルビ=うずくま)って→うずくまって、烟(ルビ=けむ)って→けむって、後姿→後ろ姿
24 碾茶(ひきちゃ)→ひき茶、髭→ひげ、鬚→ひげ、無智→無知、流石→さすが
25 一こと→一言、落書→落書き、極→極み、筆を執っても→筆をとっても、似顔画→似顔絵
26 工合い→具合、或る→ある
27 交した→交わした、眼玉→目玉、冷く→冷たく、嗄れた→しわがれた、画かき→絵描き、肌理(ルビ=きめ)→きめ
28 頸(ルビ=くび)→首
29 坐る→座る、或る→ある、傍見(ルビ=わきみ)→わき見
30 ビイル→ビール、呑まない→飲まない、倒立(ルビ=さかだ)ち→逆立ち、易々と→やすやすと、雑沓→雑踏
(ダス・ゲマイネ 2/54 に続く)