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文字数
359

文化六年(1809)の春、三河国の松平家の家中で宮重久右衛門という人が空き家を修復していた。その後、4月5日に田舎にいた久右衛門の兄がその家に引っ越してきた
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【入力文コード】 IA03614
【投稿】TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開)
【公開日】2023-07-30 11:18   (修正 2023-08-16 10:25)

【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)

 漢字ひらがなカタカナ英字数字句読点・ 記号合計
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【追加情報】 

じいさんばあさん
森鴎外

底本:「阿部一族・舞姫」新潮文庫、新潮社
   1968(昭和43)年4月20日発行
   1985(昭和60)年5月20日36刷改版
   1994(平成6)年12月15日54刷
入力:蒋龍
校正:noriko saito
2005年1月7日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。

○TypetrekJ による修正点
・「云う」等については、人が言葉を発する場合には「言う」に、それ以外の場合には「いう」と変更しました。

1 聯隊(れんたい)→連隊、這入って→入って、明家→空き家、なる程→なるほど、離座敷→離れ座敷、只→ただ、果して→果たして、爺いさん→爺さん、著いて→着いて、拵える→こしらえる、好い→よい
2 這入って→入って、婆あさん→婆さん、爺いさん→爺さん、真白→真っ白、拵→こしらえ、拵える→こしらえる、若し→もし、立つと→経つと、工合→具合、好い→よい、中の好い→仲のよい
3 爺いさん→爺さん、婆あさん→婆さん、殊に→ことに、跡から→あとから、附ける→付ける、掛けて→かけて、又→また、揮《ふ》る→ふる
4 婆あさん→婆さん、暫く→しばらく、爺いさん→爺さん、出掛ける→出かける、跡で→あとで、詞《ことば》→言葉、往き→行き、男盛→男盛り、向裏《むこううら》→向こう裏、当る→当たる、迹《あと》→跡、辿《たど》る→たどる、物珍らしげ→物珍しげ
5 所が→ところが、爺いさん→爺さん、婆あさん→婆さん、跡の道→あとの道、如き→ごとき、罷在候夫《まかりありそろおっと》の為《ため》→罷りあり候夫のため、貞節を尽候趣聞召《つくしそろおもむききこしめ》され→貞節を尽くし候趣聞こえ召され、思召《おぼしめし》→思し召し、表使格《おもてづかいかく》→表使い格、貰った→もらった、暮→暮れ
6 好く→よく、嗜《たしなみ》→たしなみ、辺《あたり》→あたり、丁度→ちょうど、素《もと》二人→もと二人、召使→召し使い、往って→いって、行き逢う→行き合う
7 代替《だいがわり》→代替わり、手助《てだすけ》→手助け、往きたい→いきたい、嫁入→嫁入り、觀骨《かんこつ》→頬骨《きょうこつ》(同義語に置き換え)、稍《やや》→やや、若し→もし、明けている→あけている、体格が好く→体格がよく、押出し→押し出し、
8 嗜→たしなみ、只→ただ、附ける→付いて、或る日→ある日、肝癪《かんしゃく》→癇癪、持→持ち、|迹《あと》を|斂《おさ》めて→跡をおさめて、勤→勤め、立って→経って、代人差立《だいにんさしたて》→代人差し立て、拵え→こしらえ、遣った→やった、好い女房→よい女房、不断→ふだん
9 附けて→付けて、貰う→もらう、丁度→ちょうど、初める→始める、跡五十両→あと五十両、積《つもり》→積もり、工面の好い→工面のよい、寺町通→寺町通り、好《い》い→いい、取っては→とっては、兼《かね》て→かねて、胴巻→胴巻き
10 附いた→付いた、披露旁馳走《ひろうかたがたちそう》→披露かたがた馳走、酣《たけなわ》→たけなわ、来合せた→来合わせた、先《ま》ず→まず、詞《ことば》→言葉、暫《しばら》く→しばらく、尋ねて→訪ねて、随分→ずいぶん、拵→こしらえ、好し→よし、好かろう→よかろう
11 只→ただ、詞→言葉、俯向《うつむ》いて→うつむいて、勿論《もちろん》→もちろん、確に→確かに、改《あらため》て→改めて、申上げる→申し上げる、請待した→招待した、お立下され→お立ち下され、面色《かおいろ》→顔色、返(る)→帰(る)、変っ(て)→変わっ(て)、刃向う→刃向かう、飜《ひるがえ》して→翻して、提《ひっさ》げた→ひっさげた
12 附いて→ついて、一飛に→ひと飛びに、縋《すが》ろう→すがろう、跡→後、俯向いた→うつむいた、始→始め、置きたい→おきたい、浮べて→浮かべて、暫く→しばらく、座に返った→座に帰った、向い→向かい、抱き締めた→抱きしめた
<本文中の和歌について>
百人一首「長からむ心もしらず黒髪のみだれてけさは物をこそ思へ」(待賢門院堀河)の本歌取りで、「いまさら弁解する気持ちはない」という心持ちを表現しています。
(現代語訳)「いまさら何と言えるでしょうか。お逢いして別れた今朝の私の心は、黒髪のように思い乱れています」
13 立って→経って、往った→いった、取調→取り調べ、心得違→心得違い、廉《かど》→かど、召放され→召しはなされ、御預→お預かり、仰付らる→仰せ付けらる、跡→後、一しょ→いっしょ、容体《ようだい》→容態、限《かぎり》→かぎり、始→始め、聞えた→聞こえた
14 又→また、暫く立つと→しばらく経つと、続《つ》いだ→ついだ
15 表使格《おもてづかいかく》→表使い格、貰う→もらう、暮して→暮らして、思召→思し召し、振→振り、一旦→いったん、仰出《おおせいだ》され→仰せいだされ

<参考>
〇江戸時代の貨幣価値について、下記の各サイトを参考に、令和4年の
 平均米価 60kg=13961円(5kg=1163.4円)から、1両=34890円と計算しました。
・農林水産省 令和4年産米の相対取引価格・数量について(令和4年9月)
 https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/221018.html
・貨幣博物館 https://www.imes.boj.or.jp/cm/history/edojidaino1ryowa/