■一 保本登は二日酔いだった。たった三年、自分を待ってくれなかったちぐさの事をうらみながら、小石川養生所の門前にやってきた。そこに医師らしい青年が外から戻ってきた
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【投稿】 | TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開) |
【公開日】 | 2023-09-10 09:37 (修正 2023-11-08 09:27) |
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漢字 | ひらがな | カタカナ | 英字 | 数字 | 句読点・ 記号 | 合計 | |
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文字数 | 80 | 269 | 0 | 0 | 0 | 41 | 390 |
文字含有率 | 20.5% | 69% | 0% | 0% | 0% | 10.5% | - |
【タイピング数】(登録ユーザー平均)
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【アンケート】
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【追加情報】
赤ひげ診療譚 狂女の話 (山本周五郎)
赤ひげ診療譚
狂女の話
山本周五郎
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底本:「山本周五郎全集第十一巻 赤ひげ診療譚・五瓣の椿」新潮社
1981(昭和56)年10月25日発行
初出:「オール読物」
1958(昭和33)年3月
※初出時の表題は「狂い咲きの嬌女」です。
入力:特定非営利活動法人はるかぜ
校正:北川松生
2018年5月27日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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〇TypetrekJ による修正点
・「云う」等については、人が言葉を発する場合には「言う」に、それ以外の場合には「いう」と変更しました。
・「赤ひげ」はタイトルを除き、本文中は「赤髯」となっていますが、「赤ひげ」に改めました。
1 宿酔《ふつかよい》→二日酔い、立停って→立ち止まって、振向いて→振り向いて
2 云った→言った、
3 赤髯→赤ひげ、当った→当たった
4 曲って→曲がって、溜り場→溜まり場、ごみ溜→ごみ溜め、片万→片方(片万という単語は存在しない。誤植または校正ミス)、立停って→立ち止まって、向う→向こう、戸納《とだな》→戸棚、抽出《ひきだし》→引き出し、曲った→曲がった、聞えた→聞こえた、樫材→カシ材
5 抽出→引き出し、坐(って)→座(って)、角張った→角ばった、髯→ひげ
6 一躰《いったい》→一体、見習→見習い、伴《つ》れて→連れて
7 見習→見習い、曲った→曲がった、「笑った、」→(読点のあとに改行追加。PC上の禁則処理への対応)
8 見習→見習い、返辞→返事
9 仕立→仕立て、隣り→隣、戸納《とだな》→戸棚
10 仕着→仕着せ、御改革→ご改革、却って→かえって、廻り→回り
11 向う→向こう、漬け物→漬物、
12 斜交《はすか》い→はすかい
13 当る→当たる、殆んど→ほとんど、係り→係、躯《からだ》→体、空地→空き地、向う→向こう、枯木→枯れ木
14 新らしく→新しく、一と棟→一棟
15 変った→変わった、付添って→付き添って、縹緻《きりょう》→器量
16 釵《かんざし》→かんざし、躰質→体質、和蘭《オランダ》→オランダ、幾つか→いくつか、初めに→はじめに、「言った、」→(読点のあとに改行追加。PC上の禁則処理への対応)
17 檻禁《かんきん》→監禁、変らない→変わらない、伴《つ》れて→連れて
18 二た部屋→二部屋、躰質→体質
19 太息《といき》→吐息、いった→言った
20 気持→気持ち、恥らい→恥じらい、気持→気持ち、当って→当たって
21 はじめて→初めて
22 腰掛→腰掛け、竹藪→竹やぶ、陽当り→陽当たり、亭《あずやま》→東屋
23 仰《おっ》しゃって→仰って
24 新らしく→新しく
25 断わって→断って、瓠→ふくべ、お仕着→お仕着せ
26 仰しゃる→仰る、一と口→一口、腰掛→腰掛け
27 見習医→見習い医、殆んど→ほとんど、汚なく→汚く、
28 二た棟→二棟、二た部屋→二部屋、行倒れ→行き倒れ、取替え→取り替え
29 見習医→見習い医、当って→当たって、手当→手当て
30 殆んど→ほとんど
31 或る→ある、腰掛→腰掛け、賄所《まかないじょ》→賄い所
32 見習医→見習い医、掃き溜→掃き溜め、気持→気持ち、珍らしい→珍しい
33 新らしい→新しい、仰しゃる→仰る、緊めた→しめた
34 躯《からだ》→体、腰掛→腰掛け、午《ひる》めし→昼めし
35 返辞→返事、聞えない→聞こえない、喰べて→食べて
36 躯→体、向う→向こう、「認め。」→「認め、」(校正ミスか。句点を読点に変更)、殆んど→殆ど、終った→終わった、啜《すす》り→すすり、
37 腰掛→腰掛け、冷《ひや》で→冷やで、薫《かお》り→香り、
38 腰掛→腰掛け、聞えな→聞こえな、一と口→一口、瓠→ふくべ、受取った→受け取った、珍らしい→珍しい
39 変った→変わった、却って→かえって、辛《つら》かろう→つらかろう
40 仕合せ→幸せ、お侠《きゃん》→おきゃん、幼ない→幼い、勘づいて→感づいて
41 威《おど》された→おどされた、威し→おどし、変った→変わった、珍らしい→珍しい、幼ない→幼い、隣りの→隣の、幾たび→いくたび
42 隣り→隣、往ったり→行ったり、或る→ある、長持→長持ち、隠れんぼ→かくれんぼ、箪笥《たんす》→たんす、葛籠《つづら》→つづら
43 坐らせ→座らせ、聞えた→聞こえた、引戸→引き戸
44 縹緻→器量、お侠→おきゃん、引戸→引き戸、殆んど→ほとんど
46 押え→押さえ、変って→変わって
47 釵《かんざし》→かんざし
48 躯→体、釵→かんざし、聞えた→聞こえた、痺《しび》れた→しびれた
49 坐って→座って、聞え(た)→聞こ(えた)、覘《うかが》って→うかがって、
50 腰掛→腰掛け、晒木綿《さらし》→さらし、捲って→まくって、涎《よだれ》→よだれ
赤ひげ診療譚 狂女の話 (山本周五郎)
赤ひげ診療譚
狂女の話
山本周五郎
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底本:「山本周五郎全集第十一巻 赤ひげ診療譚・五瓣の椿」新潮社
1981(昭和56)年10月25日発行
初出:「オール読物」
1958(昭和33)年3月
※初出時の表題は「狂い咲きの嬌女」です。
入力:特定非営利活動法人はるかぜ
校正:北川松生
2018年5月27日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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〇TypetrekJ による修正点
・「云う」等については、人が言葉を発する場合には「言う」に、それ以外の場合には「いう」と変更しました。
・「赤ひげ」はタイトルを除き、本文中は「赤髯」となっていますが、「赤ひげ」に改めました。
1 宿酔《ふつかよい》→二日酔い、立停って→立ち止まって、振向いて→振り向いて
2 云った→言った、
3 赤髯→赤ひげ、当った→当たった
4 曲って→曲がって、溜り場→溜まり場、ごみ溜→ごみ溜め、片万→片方(片万という単語は存在しない。誤植または校正ミス)、立停って→立ち止まって、向う→向こう、戸納《とだな》→戸棚、抽出《ひきだし》→引き出し、曲った→曲がった、聞えた→聞こえた、樫材→カシ材
5 抽出→引き出し、坐(って)→座(って)、角張った→角ばった、髯→ひげ
6 一躰《いったい》→一体、見習→見習い、伴《つ》れて→連れて
7 見習→見習い、曲った→曲がった、「笑った、」→(読点のあとに改行追加。PC上の禁則処理への対応)
8 見習→見習い、返辞→返事
9 仕立→仕立て、隣り→隣、戸納《とだな》→戸棚
10 仕着→仕着せ、御改革→ご改革、却って→かえって、廻り→回り
11 向う→向こう、漬け物→漬物、
12 斜交《はすか》い→はすかい
13 当る→当たる、殆んど→ほとんど、係り→係、躯《からだ》→体、空地→空き地、向う→向こう、枯木→枯れ木
14 新らしく→新しく、一と棟→一棟
15 変った→変わった、付添って→付き添って、縹緻《きりょう》→器量
16 釵《かんざし》→かんざし、躰質→体質、和蘭《オランダ》→オランダ、幾つか→いくつか、初めに→はじめに、「言った、」→(読点のあとに改行追加。PC上の禁則処理への対応)
17 檻禁《かんきん》→監禁、変らない→変わらない、伴《つ》れて→連れて
18 二た部屋→二部屋、躰質→体質
19 太息《といき》→吐息、いった→言った
20 気持→気持ち、恥らい→恥じらい、気持→気持ち、当って→当たって
21 はじめて→初めて
22 腰掛→腰掛け、竹藪→竹やぶ、陽当り→陽当たり、亭《あずやま》→東屋
23 仰《おっ》しゃって→仰って
24 新らしく→新しく
25 断わって→断って、瓠→ふくべ、お仕着→お仕着せ
26 仰しゃる→仰る、一と口→一口、腰掛→腰掛け
27 見習医→見習い医、殆んど→ほとんど、汚なく→汚く、
28 二た棟→二棟、二た部屋→二部屋、行倒れ→行き倒れ、取替え→取り替え
29 見習医→見習い医、当って→当たって、手当→手当て
30 殆んど→ほとんど
31 或る→ある、腰掛→腰掛け、賄所《まかないじょ》→賄い所
32 見習医→見習い医、掃き溜→掃き溜め、気持→気持ち、珍らしい→珍しい
33 新らしい→新しい、仰しゃる→仰る、緊めた→しめた
34 躯《からだ》→体、腰掛→腰掛け、午《ひる》めし→昼めし
35 返辞→返事、聞えない→聞こえない、喰べて→食べて
36 躯→体、向う→向こう、「認め。」→「認め、」(校正ミスか。句点を読点に変更)、殆んど→殆ど、終った→終わった、啜《すす》り→すすり、
37 腰掛→腰掛け、冷《ひや》で→冷やで、薫《かお》り→香り、
38 腰掛→腰掛け、聞えな→聞こえな、一と口→一口、瓠→ふくべ、受取った→受け取った、珍らしい→珍しい
39 変った→変わった、却って→かえって、辛《つら》かろう→つらかろう
40 仕合せ→幸せ、お侠《きゃん》→おきゃん、幼ない→幼い、勘づいて→感づいて
41 威《おど》された→おどされた、威し→おどし、変った→変わった、珍らしい→珍しい、幼ない→幼い、隣りの→隣の、幾たび→いくたび
42 隣り→隣、往ったり→行ったり、或る→ある、長持→長持ち、隠れんぼ→かくれんぼ、箪笥《たんす》→たんす、葛籠《つづら》→つづら
43 坐らせ→座らせ、聞えた→聞こえた、引戸→引き戸
44 縹緻→器量、お侠→おきゃん、引戸→引き戸、殆んど→ほとんど
46 押え→押さえ、変って→変わって
47 釵《かんざし》→かんざし
48 躯→体、釵→かんざし、聞えた→聞こえた、痺《しび》れた→しびれた
49 坐って→座って、聞え(た)→聞こ(えた)、覘《うかが》って→うかがって、
50 腰掛→腰掛け、晒木綿《さらし》→さらし、捲って→まくって、涎《よだれ》→よだれ