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ケーベル先生 (夏目漱石)

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底本：「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房
　　　1988（昭和63）年7月26日第1刷発行
底本の親本：「筑摩全集類聚版夏目漱石全集」筑摩書房
　　　1971（昭和46）年4月～1972（昭和47）年1月
入力：柴田卓治
校正：大野晋
1999年5月12日公開
2011年5月29日修正
青空文庫作成ファイル：
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫（http://www.aozora.gr.jp）で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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〇TypetrekJによる修正点
・「云う」について、実際に人が話をする場合には「言う」、「(～と)云う」などと用いられている場合には「(～と)いう」に修正しました。

1 云(った)→言(った)、新らしい→新しい、建て易《か》え→建て替え、切り放す→切り離す、門構《もんがまえ》→門構え、燻《くす》ぶり→燻り、這入《はい》った→入った、導びかれて→導かれて、階子段《はしごだん》→梯子段
2 坐った→座った、云(われた)→言(われた)、と云う→という、這入った→入った、夕暮→夕暮れ、始めて→初めて、髯《ひげ》→ひげ、柔かい→柔らかい
3 引き易《か》えて→引きかえて、耄《ぼ》け→ぼけ、派出《はで》やかさ→派手やかさ、埃及煙草《エジプトたばこ》→エジプト煙草、花やか→華やか、欧洲人→欧州人、懸《かか》って→懸かって、代り→代わり
4 云われた→言われた、坐った→座った、明り→明かり、嫁《かた》づける→片付ける、襟飾《えりかざり》→襟飾り、襯衣《シャツ》→シャツ、当って→当たって、玉子色→卵色
5 促《うな》がして見たら→促してみたら、云われた→言われた、勢→勢い、起る→起こる、吾邦《わがくに》→わが国、希臘《ギリシャ》→ギリシャ、浮き上って→浮き上がって、
6 雑鬧《ざっとう》→雑踏、と云う→という、己《おの》れ→おのれ、響→響き、歩《あ》るいて→歩いて、昔し→昔、分らない→分からない、放し飼→放し飼い、聞える→聞こえる、気持→気持ち、起《おこ》る→起こる、夕《ゆうべ》→夕べ、留《とま》った→止まった、
7 云(った)→言(った)、好→好き、夕暮→夕暮れ、日暮《ひぐら》し→ひぐらし、鋭どい→鋭い、鳴声→鳴き声、以太利《イタリヤ》→イタリア、美くしい→美しい、傾むけて→傾けて
8 と云う→という、坐る→座る
9 云われて→言われて、花やか→華やか、ピヤノ→ピアノ、嫌《きらい》→嫌い、渝《かわ》らざる→変わらざる、果《はた》して→果たして、索寞《さくばく》→索漠