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ケーベル先生 (夏目漱石) 9分割入力文の数= 9

漱石が大学院時代に教わった外国人教授フォン・ケーベル。多くの学生から尊敬されるちょっとユニークな先生を、漱石は友人とともに訪ねました

作家や目的で選ぶ

  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    365
    IA04098 (2024-05-24 評価=3.00)

    自分は安倍君と共に、ケーベル先生の家に向かった。先生の家は新しい家にまじって古ぼけたまま残っており、その高い窓に先生の頭が見えた。自分たちは二階の書斎に入った
  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    367
    IA04099 (2024-05-24 評価=3.00)

    先生は63歳だという。先生の美学の講義を聴いたのは自分が大学院に入った年で、来日してたぶん初めての講義だった。日本へ来てもう18年、髪もひげも薄い麻のような色のまま変わらない

  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    377
    IA04100 (2024-05-25 評価=4.00)

    先生の書斎の書籍には見た目の派手なものはなく、椅子が四脚、マッチ、エジプト煙草と灰皿があった。自分は煙草を吸いながら先生と話をした
  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    404
    IA04101 (2024-05-25 評価=4.00)

    儀式ばらぬ服装でと言われていたが、自分は失礼に当たらない程度の服装を着用したつもりが、先生より正装になってしまい恐縮した。先生に一人で淋しくないか尋ねてみると、ないという

  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    337
    IA04102 (2024-05-26 評価=3.00)

    先生は故郷を慕う様子もなく、日本を嫌う様子もない。安っぽい新時代が浮き上がるありさまを眼前に目撃しながら、影響されることもなく、わが国で落ちついた18年を過ごされた
  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    335
    IA04103 (2024-05-26 評価=4.00)

    先生は昔烏を飼っておられた。餌をやって放し飼いにしたのである。また、先生はポー(推理・ホラー小説)もホフマン(幻想文学)も好きだという

  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    345
    IA04104 (2024-05-27 評価=4.00)

    コウモリやセミの話も出た
  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    342
    IA04105 (2024-05-27 評価=4.00)

    先生は飲料のうちでコーヒーが一番好きだそうだ。また、先生はピアニストとして、華やかな演奏会を何度も行ったが、最近は時々一人楽器の前に座るだけだそうだ

  • エッセイ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    398
    IA04106 (2024-05-28 評価=3.00)

    文科大学で人格の高い教授は誰か尋ねたら、9割の学生がフォン・ケーベルと答えるだろう。先生はそれほど学生から尊敬を受けており、18年も哲学の講義を続けている