入力文の情報
ジャンル1
ファンタジー
ジャンル2
著作権フリー
文字数
372

平安時代末期、下関海峡壇ノ浦で行われた平家と源氏の最後の戦闘により、平家は幼帝の安徳天皇と共に滅亡した。その海と浜辺は700年間その怨霊に祟られている
【入力文内容】 ルビなし ルビあり入力文非表示
   部分にカーソルをクリックすると単語の説明が表示されます )
【入力文コード】 IA04839
【投稿】TypetrekJ さん (ITA03016, 性別非公開)
【公開日】2025-09-29 21:49   (修正 2025-10-08 22:14)

【文字含有率】 (※改行 は文字数には含まれません)

 漢字ひらがなカタカナ英字数字句読点・ 記号合計
文字数136 206 28 372 
文字含有率36.6%55.4%0.5%0%0%7.5% -

【タイピング数】(登録ユーザー平均)
入力数 (回)22 
【追加情報】 

耳無芳一の話
小泉八雲作
戸川明三訳
-----------------------------------------------
底本:「小泉八雲全集第八卷家庭版」第一書房
   1937(昭和12)年1月15日発行
※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。
その際、以下の置き換えをおこないました。
「敢て→あえて 遊ぶ→あそぶ 或る→ある 或→あるい 如何にも→いかにも 何れ→いずれ 一切→いっさい 一層→いっそう 未だ嘗て→いまだかつて 徐ろに→おもむろに 折折→おりおり 且つ→かつ 斯様→かよう 位→くらい 悉く→ことごとく 此処→ここ 此→この 然るに→しかるに 暫く→しばらく 重重→じゅうじゅう 悉皆→すっかり 則ち→すわなち 是非→ぜひ 其処→そこ 其→その 沢山→たくさん 只→ただ 忽ち→たちまち 度度→たびたび 多分→たぶん 為め→ため 丁度→ちょうど 一寸→ちょっと 就いて→ついて て戴く→ていただく て居る→ている・ておる て置く→ておく て見る→てみる 何処→どこ 処で→ところで 何誰→どなた 兎に角→とにかく 何の→どの 中中→なかなか 并びに→ならびに に連れて→につれて には行かない→にはいかない 筈→はず 甚だ→はなはだ 密かに→ひそかに 酷く→ひどく 程→ほど 程なく→ほどなく 正しく→まさしく 益々→ますます 又・亦→また 全く→まったく 寧ろ→むしろ 若し→もし 若しくは→もしくは 余程→よほど」
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:京都大学電子テクスト研究会入力班(訓練者一同)
校正:京都大学電子テクスト研究会校正班(大久保ゆう)
2004年3月29日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
-----------------------------------------------
〇TypetrekJ による修正点
・「云う」等については、人が言葉を発する等の場合には「言う」に、それ以外の場合には「いう」と変更しました。
・敬意を示す「御」については、「御意(ぎょい)」など漢字で書かれることが必要なものを除き、「お」「ご」「おん」など読みに変更しました。

1 個処→個所、居る→いる、云われて→言われて、光り→光、聞えて→聞こえて
2 焦慮《もが》いて→もがいて、顕れ→現れ、阿彌陀寺→阿弥陀寺、歴歴→歴々、禍い→禍、少く→少なく、完き→まったき、聞えて→聞こえて、幾箇→幾個
3 重もに→主に、首途《かどで》→門出、深切→親切、阿彌陀寺→阿弥陀寺、技倆→技量、云い出し→言い出し、及び→および
4 阿彌陀寺→阿弥陀寺、出て居た→出ていた、処→所、跫音→足音、聞えた→聞こえた、誰れか→誰か、止った→止まった、上って→上がって、御座います→ございます
5 恐わがる→恐がる、近処→近所、居る→いる、と云う→という、御滞在→ご滞在、御覧→ご覧、御見物→ご見物、御所望→ご所望、方方→方々、宜い→よい、云えば→言えば、反く→そむく
6 著けて→つけて、云った→言った、止った→止まった、阿彌陀寺→阿弥陀寺、這入って→入って、入口→入り口、誰れか→誰か、聞えて→聞こえて、跫音→足音、召使→召し使い、殿居《とのい》→宿直
7 処→所、幾箇→幾個、板鋪→板敷(板鋪は「いたしき」、板敷は「いたじき」類音同意語に修正)、𢌞り→回り、真中→真ん中、集って→集まって、何んだか→何だか、聞えた→聞こえた、取り締る→取り締まる、御座います→ございます、向って→向かって
8 処→所、条下《くさり》→くさり、一条下《ひとくさり》→ひとくさり、橈→舵、はッし→はっし、聴いた→聞いた
9 終り→終わり、戦《おのの》き慄える→慄き震える、御聴かせ→お聞かせ、お有ち→お持ち
10 処→所、も一つ→もう一つ、入口→入り口、誰れ→誰
11 前囘→前回、誰れも→誰も、昼の中→昼のうち、集り→集まり、贏ち得た→勝ち得た、御免→ご免
12 言い逭れる→言い逃れる、下ノ関→下関、跟(ける)→つ(ける)、悪るかった→悪かった
13 処→所、阿彌陀寺→阿弥陀寺、聞(える)→聞こ(える)、真暗→真っ暗、坐って→座って、魅《ばか》されて→化かされて、籠めて→こめて、錚錚嘎嘎→そうそうかつかつ
14 向って→向かって、方方→方々、拘らず→拘わらず、魅《ばか》されて→化かされて、著物を著せ→着物を着せ、深切→親切、捕《つかま》え→捕まえ
15 過して→過ごして、坐って→座って、聴いた→聞いた、為《す》るがまま→するがまま
16 坐って→座って、恐わ(がらず)→恐(がらず)、板鋪→板敷、聞(える)→聞こ(える)、跫音→足音、止った→止まった、横断り→横切り、止った→止まった
17 坐って→座って、兇猛→凶猛、居る→いる、なけれやア→なけりゃあ、上る→上がる、重もくるしい→重苦しい、跫音→足音
18 処→所、重もくるしい→重苦しい、温い→温かい、慄然《ぞっ》として→ぞっとして、坐って→座って
19 悪るかった→悪かった、まア→まあ、深切→親切