明智小五郎 登場作品第一作! 行きつけのカフェ近くの古本屋で美しい人妻が殺害される。本格推理小説を得意とした江戸川乱歩の記念碑的作品
- IA00261 (2019-06-08 評価=4.33)
■(上)事実■ 本格推理小説を得意とした江戸川乱歩の記念碑的作品。物語は、私が明智小五郎という、探偵小説好きな知り合いを行きつけのカフェ白梅軒で待つシーンから始まる - IA00264 (2019-06-09 評価=4.20)
私たちは古本屋に行ってみたが、誰もいないらしい。だが、奥の畳敷きの部屋の隅に誰かが倒れている様子だ。明智が電灯のスイッチをひねって、女の死骸を発見した - IA00265 (2019-06-13 評価=4.33)
死骸は古本屋の細君のようだった。抵抗した様子もなく、首を絞められたらしい痕が紫色になっている。私たちは古本屋内部の様子を確認すると、警察に通報した - IA00270 (2019-06-14 評価=4.50)
アイスクリーム屋は、犯行のあった午後8時頃に古本屋の裏口に通じる路地を通ったものはいない、と証言した。また、菓子屋の主人も古本屋の二階の窓を見通せる場所にいた - IA00271 (2019-06-15 評価=5.00)
二人の学生が8時頃店を訪れ、奥に男がいるのを見ていた。だが、一人は服装を黒無地であったと言い、一人は真っ白な着物と証言した - IA00272 (2019-06-15 評価=4.50)
被害者の夫は、全く心当たりがないと証言した。また、物とりの仕業ではなく、夫婦に怪しい点はなかった。また、電灯のスイッチからは明智の指紋しか発見されなかった - IA00274 (2019-06-23 評価=4.50)
■(下)推理■ 殺人事件から十日程たったある日、私ははじめて明智小五郎の宿を訪ねてみると、四畳半の座敷は書物で埋まっていた。 - IA00280 (2019-06-24 評価=5.00)
私の推理:私はトリックを看破し、犯人の推定して明智に披露した。だが、じっと聞いていた明智は、いきなりゲラゲラと笑い出した