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琴のそら音 (夏目漱石) 57分割入力文の数= 57 <<   1  2  3   >>

占い好きの手伝いの老婆に悩まされる結婚間近の主人公。幽霊研究家の友人からも心霊話を聞かされて…、ちょっと怖い話満載の漱石流ユーモア小説

作家や目的で選ぶ

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    385
    IA02089 (2021-09-08 評価=3.00)

    寝付けない。蒲団の上で脊髄(せきずい)がぐにゃりとする。会社の帰りに食った海老のフライがたたったのか。横向きになりじっとして、夜の明けるのを待つことにする
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    392
    IA02090 (2021-09-08 評価=3.00)

    この前四谷に露子(婚約者)の病気を見舞った時は、顔色が悪いだけだったが、病気が重くなっていないか気にかかる。重くなったという連絡はないから、全快したと思いたい

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    355
    IA02091 (2021-09-09 評価=4.00)

    突然何者かが表の雨戸を破れるほど叩くので、そら至急の使いが来たかと飛び起きる。だが、何か言っているようだが叩く音がうるさくて、よく聞き取れない
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    369
    IA02092 (2021-09-09 評価=4.00)

    婆さんと私と二人で雨戸を開けると――巡査が立っていて「今黒い影が門から出て行きましたが、何かありませんでしたか」と尋ねてきた。私たちは返事ができず茫然と立ち尽くす

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    377
    IA02093 (2021-09-10 評価=4.00)

    やっと「大丈夫なようです」と答えると巡査は「毎晩犬がやかましいでしょう、賊が徘徊するせいでしょうか」と言って帰った。私は不安を感じ朝六時まで待ち明かし、四谷へ走った
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    383
    IA02094 (2021-09-10 評価=5.00)

    四谷の家の勝手口では下女が細根大根を切っていたが、話にならない。茶の間に押し入り、あっけに取られるお母さんに「悪いですか?」と尋ねると、見当違いの答が返ってきた

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    396
    IA02095 (2021-09-11 評価=4.00)

    やっと落ちつきを取り戻し「露子さんのインフルエンザは?」と尋ねると「風邪はとっくに治りました」との返事。安心すると同時に早朝から人の家に押しかけたのは愚の至りと悟る
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    404
    IA02096 (2021-09-11 評価=4.00)

    お母さんの「何か用事ですか? 急な御用ですか?」という問いに私は「ええ」と答えてしまった。仕方なく大声で「露子さん」と名を呼ぶと「どうなさったの」と露子が出て来た

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    384
    IA02097 (2021-09-11 評価=4.00)

    「用があって近所まで来たものですから」と言うと、お母さんは不審な顔つき。長居は不利、と帰ろうとすると「顔色が悪いようですね」とお母さんが逆ねじを食わせる
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    376
    IA02098 (2021-09-12 評価=4.00)

    お母さんが「髪を刈ると好いわよ。髭も病人のようだし」と言う。そこで羽織を干して貰って雨用の下駄を借り、神楽坂の床屋へ行く。床屋が「ひげは残しましょうか」と聞いてきた

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    409
    IA02099 (2021-09-12 評価=4.00)

    鼻の下(口ひげ)だけ残すことにする。床屋の火鉢の傍で将棋盤に向かっている源さん、由公と手伝いの小僧が「幽霊だの亡者だの、べらぼうな話があるか」等と話している
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    374
    IA02100 (2021-09-13 評価=4.00)

    床屋が「みんな神経さ。恐いと思うから、幽霊だって増長して出たくならあ」と話しかけると「全く神経だ」と応じる源さん。松さんが急に「本に面白い事が書いてある」と笑い出した

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    356
    IA02101 (2021-09-13 評価=3.00)

    結局源さんの依頼で、松さんが、うやむや道人著「浮世心理講義録」を声に出して読み始める。「狸が木に化けていたところに、源兵衛村の作蔵という若者が首をくくりに来やした」
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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    341
    IA02102 (2021-09-13 評価=4.00)

    「彼が木にぶら下がる途端、狸は彼がふんどしをかけていた腕をおろし、木の姿を隠して大声で笑いました。驚いて首をくくり損なった作蔵君は、助けてくれと逃げ出しました」

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    362
    IA02103 (2021-09-15 評価=3.00)

    「俗人は私が化かしたと言うでしょうが、作蔵君の注文に応じて化かしたまでです。狸一派は西洋狸直伝の催眠術を使っておりますが、西洋西洋と騒ぐほどの事ではありません」
  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    279
    IA02104 (2021-09-15 評価=5.00)

    そろそろ本作は終わります。意外なさわやかエンディングを、ぜひタイピングで味わってみてください

  • ファンタジー
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    315
    IA02105 (2021-09-15 評価=4.00)

    夏目漱石 作「琴のそら音」明治38年(1905年)発表