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舞踏会殺人事件 (坂口安吾) 63分割入力文の数= 63 <<   1  2  3  4   >>

本作は明治初期の日本で、紳士探偵結城新十郎らが活躍する痛快探偵小説。近年のドラマ化でも人気が高い「明治開化 安吾捕物 その一」の一篇

作家や目的で選ぶ

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    379
    IA02188 (2021-10-20 評価=4.00)

    同時に離れた場所から「医者をよんでくれ」という大声が起こった。黒衣の虚無僧が殺された加納五兵衛をだき起こしていた。警視総監の星玄が「静かに。動かないで」と叫んだ
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    407
    IA02189 (2021-10-20 評価=3.00)

    星玄は古田鹿蔵巡査に、隣町の神楽坂に住む(捜査協力のため)紳士探偵結城新十郎を連れて来いと命じた。巡査に剣術を教える警視庁雇いの町道場主泉山虎之介はその隣人だ

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    418
    IA02190 (2021-10-21 評価=4.00)

    虎之介は探偵に凝り、犯罪現場へ駆けつけ独自に事件を読み解いていた。ところが洋行帰りの新十郎が彼の案内で現場に行くようになると、複数の難事件を解決して有名になり…
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    353
    IA02191 (2021-10-21 評価=3.00)

    警視庁の雇い(契約)となり大事件に捜査協力する事になった。その案内係が古田鹿蔵老巡査である。また新十郎の隣人、花廼屋因果は鳥羽伏見戦争で活躍した薩摩出身者である

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    416
    IA02192 (2021-10-22 評価=3.00)

    花廼屋因果はさる戯作者に弟子入りして、人気小説家となった男である。この男も探偵に凝っていて、古田巡査が新十郎を呼びにくると、身支度を調えてついて行くのである
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    317
    IA02193 (2021-10-22 評価=3.00)

    古田鹿蔵巡査の注進によって勢揃いした、結城新十郎、泉山虎之介、花廼屋因果の三人は矢来町の加納邸へやってきた。警視総監の速水星玄は門前で新十郎に堅く握手した

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    359
    IA02194 (2021-10-23 評価=3.00)

    星玄は「お梨江嬢が倒れた時、1/4の来場者は駆け去り、残りは倒れた方を見ておったのです。オイドンも気をとられ、犯人も犯行の瞬間も目撃していません」と新十郎に説明した
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    415
    IA02195 (2021-10-23 評価=3.00)

    星玄は「虚無僧に扮した油絵描きの田所金次が、倒れる五兵衛を抱きとめました。直前に総理大臣と話していた五兵衛は、踊っていたアヤ子夫人に話に行ったようです」と話した

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    349
    IA02196 (2021-10-24 評価=4.00)

    星玄が虎之介の服装を見とがめたが、彼もハダシにフンドシ姿。新十郎の求めに応じて星玄が現場に案内すると、舞踏場の床上に雲助姿の加納五兵衛がうつ伏せに死んでいた
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    325
    IA02197 (2021-10-24 評価=3.00)

    手裏剣に用いる小柄は根元まで横腹に突きささっていて、出血は少ない。すると虎之介が「人々の注意がそれている間に、犯人は楽隊席方向から手裏剣をうった」と推理を披露する

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    409
    IA02198 (2021-10-24 評価=4.00)

    花廼屋が「手裏剣が柄(え)の根元まで刺さるものか」と反論すると、虎之介は彼を睨みつける。他には傷がない。飛んで来た小柄(こづか)一本が五兵衛の命を瞬時に奪ったのだ
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    369
    IA02199 (2021-10-25 評価=4.00)

    五兵衛を抱きとめた虚無僧姿の田所は五兵衛の声を何も聞いていない。警視星玄が、皆に事件時の立ち位置に戻るよう求めたが、五兵衛の近くにいたのは田所だけのようだった

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    339
    IA02200 (2021-10-25 評価=3.00)

    五兵衛の倒れた場所からみて、五兵衛の妻アツ子は手裏剣の飛んで来た方角に約7.2m程離れた位置、中間に虚無僧(田所金次)、反対側3.6mの位置に長男の満太郎がいた
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    369
    IA02201 (2021-10-26 評価=3.00)

    だが満太郎は五兵衛が倒れる瞬間を見ていなかった。来会者は解散し、残った総監の星玄と楽士らの中には犯行の目撃者はなかったが、被害者が倒れる瞬間を見た者が三名いた

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    353
    IA02202 (2021-10-26 評価=3.00)

    三人は、被害者が倒れる時、泳ぐというより、前の方へうつむきがちにしゃがみこむように見えたと語った。しゃがみながら、何か抱くように胸をこすったという
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    370
    IA02203 (2021-10-28 評価=4.00)

    新十郎は楽士を帰し、屋敷の奉公人たちに事情聴取した。五兵衛は遅く帰って来て「霊にだまされた」と言って茶漬けを食べ、雲助に扮装した、とお絹という若い女中が話した

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    412
    IA02204 (2021-10-28 評価=3.00)

    また、車夫は烏森の料亭から帰る時「イタズラとは思えないが、生きているならどうして来ないのだろう」と五兵衛が言っていたと証言した。その後奥から花のような娘が出てきた
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    412
    IA02205 (2021-10-29 評価=4.00)

    お梨江は「虚無僧には秘密があるものです。下男の弥吉じいやにおききあそばせ」と言いすてて立ち去った。新十郎は六十に手のとどく最古参の使用人、弥吉にさっそく話を訊いた

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    361
    IA02206 (2021-10-29 評価=5.00)

    弥吉は、お梨江の指示である事を確かめてから怒りをこめて証言した。「虚無僧に扮した田所さまはアツ子奥様の古くからの情夫です。一人息子の良介様の父親かもしれません」
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    422
    IA02207 (2021-10-30 評価=3.00)

    新十郎がお絹を呼んで尋ねると、五兵衛には深酔いを避けるため大事な宴会の前に食事してから出かける習慣があり、舞踏会の前に梅干しとお茶漬けを食べたと証言した