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舞踏会殺人事件 (坂口安吾) 63分割入力文の数= 63 <<   1  2  3  4   >>

本作は明治初期の日本で、紳士探偵結城新十郎らが活躍する痛快探偵小説。近年のドラマ化でも人気が高い「明治開化 安吾捕物 その一」の一篇

作家や目的で選ぶ

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    360
    IA02208 (2021-10-30 評価=3.00)

    新十郎らは調べを終わって門を出た。虎之介は花廼屋に、新十郎が誤った推理をしている、と言って相好をくずし、喜びいさんでどこかへ走って行った
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    435
    IA02209 (2021-10-31 評価=4.00)

    新十郎は老巡査の古田鹿蔵に、料亭で加納五兵衛が会う予定だった相手と、加納夫人の素行を調べるよう指示した。すると花廼屋が西洋手裏剣の名手フランケン犯人説を披露した

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    396
    IA02210 (2021-10-31 評価=4.00)

    ★ 虎之介は海舟邸に、心眼の修正に来て話していた。「五兵衛がふらつく前に近づいた者はないので、お梨江が人目を集める間に、田所が手裏剣をうったに違いありません」
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    415
    IA02211 (2021-10-31 評価=4.00)

    「田所が五兵衛を抱きとめたのは疑いを逃れる下心。もし誰かが手裏剣をうったのなら、彼が見逃すはずはない。ただ困ったことに彼は武術の心得がないのです」と虎之介は言った

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    358
    IA02212 (2021-11-01 評価=3.00)

    海舟は神田正彦について確認すると「その日急に、アツ子がチャメロスとお梨江の間をとりもったというが、これが計略だ。アツ子とフランケンはできてるぜ」と言った
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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    343
    IA02213 (2021-11-01 評価=3.00)

    海舟は「フランケンとは話をしたことがあるが、好男子で如才がなく優男だ。アツ子と組み、虚無僧姿の神田正彦が五兵衛を刺したに違いない」と話した

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    432
    IA02214 (2021-11-01 評価=4.00)

    (勝海舟)「人に顔を見せない虚無僧は人殺しにはもってこいだ。尺八の中に仕込んだ小柄で殺したに違いない。神田正彦は海賊あがり、多くの武道に通じ金が好き…
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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    407
    IA02215 (2021-11-01 評価=3.00)

    お梨江に人々の注意が向いてる間に、神田が手裏剣をうったのさ。舞踏会は誰がどこにいたか見当がつかねえし、虚無僧は二人いて区別しにくい。これが真相だ」と海舟は語った

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    386
    IA02216 (2021-11-02 評価=3.00)

    ★ 虎之介が海舟邸から戻って新十郎を訪ねると、花廼屋がつめかけていて、新十郎は書生とチェスをしていた。虎之介が花廼屋と話をしていると老巡査の鹿蔵がやってきた
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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    321
    IA02217 (2021-11-02 評価=4.00)

    当日昼ごろ、三年前にシナに行く途中、船が沈んで行方不明になった第一番頭中園弘の使者が来て、五兵衛に夕方夕月で待つと伝えた。五兵衛は知らせを受けて半信半疑で待った

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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    391
    IA02218 (2021-11-03 評価=3.00)

    だが、中園は現れなかった。次に鹿蔵はアツ子の素行には悪評があり、田所のほか近ごろフランケンともネンゴロだ、と噂している者もいる、と報告した
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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    352
    IA02219 (2021-11-03 評価=3.00)

    笑みを浮かべた虎之介を、新十郎が「犯人を見つけましたね」とおだてると喜んだ。そして新十郎は安吾に風巻先生加納家に御案内しろ、と指示し四人で加納家を訪ねた

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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    367
    IA02220 (2021-11-04 評価=3.00)

    警視総監の制服をきた速水星玄は彼らを迎えると、新十郎の「犯人が邸内にもいるという証拠が見られるでしょう」という言葉に喜んだ。新十郎はお絹に梅干しの壺を出させた
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    373
    IA02221 (2021-11-04 評価=4.00)

    お絹は壺には手を触れた者はいないと言ったが、新十郎は中の梅干しが二つ増えている事を指摘した。次に新十郎らはお梨江の居室に行き、舞踏会に遅れた理由を尋ねた

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    354
    IA02222 (2021-11-06 評価=3.00)

    お梨江は特に理由はなく、気がすすまなくておそくなった、と答えた。だが、虎之介が「あの時刻に、あそこへ出るよう導いた人物がいる筈だ」と問いただした
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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    417
    IA02223 (2021-11-06 評価=4.00)

    だが、新十郎は皆にお梨江の卒倒は偶然で、加納五兵衛は亡くなる運命だったのだと説明した。そしてお梨江に「犯人の名を御存知ですね」と尋ねると、彼女はうなずいた

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    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    329
    IA02224 (2021-11-07 評価=4.00)

    使者が西洋医学の大家、風巻先生の到着を伝えた。お梨江も一緒に一同が遺体を安置した広間へ行くと、多くの人がつめかけていた。新十郎は風巻に死体検分を依頼した
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    391
    IA02225 (2021-11-07 評価=3.00)

    だが棺の蓋が釘で打たれていた。家令によると夫人アツ子の希望で、近親者の対面をすませた後密封したという。アツ子に確認して蓋をあけると、風巻は死体を検分した

  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    365
    IA02226 (2021-11-08 評価=4.00)

    先生は死因は刀傷ではなく、毒物であり、加納五兵衛が胸をかきむしったのも毒物の作用であろうという見解だった。新十郎は小柄は毒死をごまかす手段だろうと推測した
  • ミステリ
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    416
    IA02227 (2021-11-08 評価=3.00)

    新十郎の推理は冴えわたる。さて、犯人・共犯者は? 犯行はどのように行われたのか? 現代ミステリーに慣れた読者なら、推理はたやすい!