モリーオ市の職員キューストは、人々が集うという伝説のポラーノの広場を探し始める……。作者の生涯を投影した作品とも言われる宮沢賢治代表作の一つ
- IA04447 (2025-01-08 評価=5.00)
ミーロの仲間らしい人がミーロに「うたって聞かせてくんな」と誘いました。ミーロは嫌がりましたが、私が「やれ、やれ」とはやしたので、ミーロは決心したように空箱の上に立ちました - IA04448 (2025-01-08 評価=5.00)
ミーロは楽隊にフローゼントリーの曲の演奏を依頼しました。みんなが手を叩き、ミーロは歌いだしました。ところがしばらくして山猫博士が「間違っちゃいかんよ」とどなりだしました - IA04449 (2025-01-09 評価=5.00)
山猫博士はミーロの歌を中断させ、ポランの広場に水を飲み来るやつらが来ると白ける、という歌詞で歌を歌いました。歌い終わった時ファゼーロが壇にかけのぼりました - IA04450 (2025-01-09 評価=5.00)
ファゼーロが「酒くせのわるい山猫」の歌を歌ったので、デストゥパーゴが憤然として「名誉ある県会議員を侮辱した、決闘をしろ」と叫びました - IA04451 (2025-01-10 評価=5.00)
デストクパーゴは「ピストルか刀か」と言い、酒をがぶっと飲んだので、私は「酒の力を借りる卑怯なやつの相手は子どもでたくさんだ」と言いました。彼は誰か介添え人になれ、と言いました - IA04452 (2025-01-10 評価=5.00)
デストゥパーゴは「あんな子供を相手にするな」と、人になだめられても言うことを聞きません。介添え人に応じる人もいませんでしたが、私はファゼーロの上着を脱がせました - IA04453 (2025-01-11 評価=5.00)
デストゥパーゴは剣を求めましたが、剣はないので二本のナイフを給仕に持って来させ、よく調べてファゼーロに一本を選ばせました - IA04454 (2025-01-11 評価=5.00)
決闘がスタートすると、すぐデストゥパーゴがナイフを落として手首を押さえ、椅子に座りました。私が誰か水を持って来て下さい、と言うとミーロがじょろで彼に水をかけました - IA04455 (2025-01-12 評価=5.00)
デストゥパーゴが帰ったのでテーモら四五人も帰りました。他の人達の元気がよくなったので尋ねると、この集まりは山猫の来年の選挙仕度とのこと。私はいやになって帰ることにしました - IA04456 (2025-01-12 評価=4.00)
私たちは歩いて前に別れたあたりへ着きました。私が帰ったらテーモにいじめられるぞとファゼーロに言うと、彼は姉さんがいじめられるから帰る、と言って涙を流しました - IA04457 (2025-01-13 評価=4.00)
ファゼーロは「テーモはそんなにいじめやしない」と言うので私は素直に信じました。そして「姉さんのことで何か頼むかもしれない」と言って帰りました。時刻は午前二時でした - IA04458 (2025-01-13 評価=5.00)
■4 警察署 翌々日、私は所長に呼ばれ「午後三時警察署人事係に出頭されたし」と書かれた呼び出し状を渡されました。私はデストゥパーゴのことだ、これは面白い、と心の中で笑いました - IA04459 (2025-01-14 評価=5.00)
所長にすぐ行くように指示され、私は警察に行きました。少しどきどきして警察の受付で名前を告げると、「失踪者の件だね、人事係に行くように」と言われました - IA04460 (2025-01-14 評価=5.00)
決闘の件だと思っていたので、失踪者の件とは何のことだろう、と思いながら室へ入りました。すると山猫博士の馬車係のじいさんが、中で不安そうに腰かけていました - IA04461 (2025-01-15)
じいさんが「ファゼーロがいなくなったので、姉のロザーロがいま調べられているんだよ」と言いました。するといきなり奥の扉が開き、じいさんが呼ばれて次の室に入っていきました - IA04462 (2025-01-15)
私はファゼーロが帰ったあと、彼が数人の手下を連れたデストゥパーゴに待ち伏せされ、乱暴されて、乾留工場のかまに投げ入れられる光景を想像してぞっとしました - IA04463 (2025-01-16)
なぜ私はあの時帰ったのだろう、それに彼の美しい姉ロザーロが取り調べされている、と思うと私はたまらなくなりました。隣の室ですすり泣きと足をふみつける音が聞こえました - IA04464 (2025-01-16)
しばらくしてロザーロが出て来て、私におじぎをすると外へ出て行きました。間もなくおろおろした声がきこえていた馬車係のじいさんが、別の室から出てきました - IA04465 (2025-01-18)
私の訊問の番になりました。私は二人の警察の人に「テーモ氏の農夫ファゼーロをどこへかくしたか」と問われ「一昨夜競馬場の西で別れたきりです」と答えました - IA04466 (2025-01-18)
嘘を言うと罪に問う、とおどされながら私はファゼーロと知り合った経緯を話しました。その後、村の園遊会へ闖入(ちんにゅう)しただろうと訊かれました