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思春期の少女の揺れ動く心理と自意識をモノローグ形式で描く太宰治の代表作の一つ。他者や社会との関わりに悩む少女の一日を描いた異色作

作家や目的で選ぶ

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    406
    IA00923 (2020-07-11 評価=3.71)

    思春期の少女の揺れ動く気持ちを描く太宰治の異色作。あさ、少女が眼をさましたときのモノローグから始まります
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    455
    IA00924 (2020-07-11 評価=3.75)

    朝は意地悪だ。パチッと眼がさめるなんて嘘。お父さん、と呼んで起き、よいしょ、と蒲団を持ち上げる。お婆さんの掛け声みたいで、いやらしい

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    449
    IA00925 (2020-07-11 評価=4.00)

    寝巻のままで鏡台のまえに座る。眼鏡は嫌いだけれど、眼鏡にはよさもある。眼鏡をとって遠くを見ると、汚いものは何も見えない
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    480
    IA00926 (2020-07-11 評価=4.33)

    目の美しいことが、一ばんいいと思う。私の目は大きいだけで、何にもならない。うるおいのある目になりたい

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    362
    IA00927 (2020-07-12 評価=4.00)

    お父さんが死んだという事実が不思議になる。長い間逢わずにいる人たちが懐かしい。二匹の犬(カアとジャピイ)が走って来たので、ジャピイを可愛がる
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    366
    IA00928 (2020-07-12 評価=4.00)

    カアは片輪だから可哀想でたまらない。だから意地悪くする。野良犬みたいだし、逃げるのも遅いから早く死ねばいい。涙も出ない。私は涙のない女になったかもしれない

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    402
    IA00929 (2020-07-12 評価=4.33)

    部屋の掃除をはじめると、ふと(古くさい)唐人お吉を唄う。よいしょ、と言ったり、もうだめかと思う。昨日縫い上げた新しい下着を着る
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    417
    IA00930 (2020-07-12 評価=3.50)

    お母さんは気持ちのよい人たちの集まりを作る。両親は違ったところのある夫婦だったけど、お互いに尊敬しあっていたらしい。また、私は変な錯覚を起こすことがある

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    390
    IA00931 (2020-07-13 評価=3.33)

    遠くの田舎道を歩いていていつも前に来た道と思う。ふと手を見て、何年かたって湯に入って手を見て、この情景を思い出すと思うと暗い気がした
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    354
    IA00932 (2020-07-13 評価=3.66)

    御飯をおひつに移していると、インスピレーションが走って、美しく軽く生き通せるような感じがした。その感じが続くと神がかりになるのかしら

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    438
    IA00933 (2020-07-13 評価=4.00)

    私はひまで生活の苦労がないから、感受性がポカポカ浮いてくる。五月のキュウリの青味には悲しさがある。旅行に出たい。本の広告文が楽しい
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    445
    IA00934 (2020-07-13 評価=4.00)

    登校にお母さんからもらった雨傘を携帯。こんな傘を持ってパリイの下町を歩きたい。もの憂そうに頬杖して人の流れを見ていると、誰かがそっと私の肩を叩くに違いない

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    408
    IA00935 (2020-07-14 評価=4.00)

    出がけに門の前の草をむしる。森の小路を歩くと、麦が二寸(6センチ)ほどに育っていて、今年も兵隊さんが馬で通った時にこぼした麦が伸びたんだと思う
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    433
    IA00936 (2020-07-14 評価=4.00)

    駅近くで一緒になった労働者数人が、厭な言葉を吐きかけてきた。さきに行ってしまいたいのだが、すり抜けるのはおっかない。やり過ごす方法がわからなくて泣きそうになる

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    416
    IA00937 (2020-07-14 評価=3.50)

    私は笑ってごまかして労働者達のあとについて歩いた。電車では、席に道具を置いていたのに眼鏡の男にとられてしまった。仕方なく道具は網棚に乗せて、吊り革にぶらさがった
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    358
    IA00938 (2020-07-14 評価=4.00)

    自分から、本を読むということを取ってしまったら、経験の無い私は泣きべそをかくだろう。人のものを盗んで、自分のものに作り直す才能とずるさは私の唯一の特技だ

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    339
    IA00939 (2020-07-15 評価=3.66)

    読む本がなくなって、お手本がなくなったら手も足も出ない。自分の弱いところに気付くと、甘くおぼれてしまうから批判も何もない
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    275
    IA00940 (2020-07-15 評価=3.33)

    雑誌を読んでいると「若い女の欠点」についての記事があった。おしゃれな感じのする人、宗教家、教育家、政治家、それぞれの人の意見が書いてある

  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    351
    IA00941 (2020-07-15 評価=3.50)

    みんな、それぞれ正しいことが書いてある。個性がない、深みがない…など。読んでいてはっとすることも多い
  • 青春・恋愛
    投稿 TypetrekJさん
    文字数
    485
    IA00942 (2020-07-15 評価=4.00)

    けれども書かれている言葉全部が、ただ書いてみただけのようだ。あれもいけない、これもいけないばかり。こうしろ、ああしろと言われた方がやりやすい