『大人国』でのガリバーは非力な存在。可愛い乳母、賢い国王等個性ある巨人達が登場し、人の強さや優しさ・正義について考えさせてくれるでしょう
- IA01367 (2020-11-24 評価=4.00)
一羽の鷲が私の箱をくわえているのです。箱を落として割り、私を食うつもりでしょう。しばらくして何かが鷲にぶつかる音がして、箱はまっ逆さまに落ちて衝撃がありました - IA01368 (2020-11-24 評価=4.00)
箱は海に落ちましたが、鉄が張ってあり壊れなかったので、水の中から浮上しました。私は天窓を開けて空気を入れ換え、四時間ばかり海の上をただよっていました - IA01369 (2020-11-24 評価=4.00)
箱の窓のない側できしむような音がして、引っ張られているような気がしました。そのうち屋根に綱を通すような音がしたので叫ぶと、それに答える大声が聞こえました - IA01370 (2020-11-25 評価=3.66)
私が「チョイと箱をつまみ上げてください」と頼むと、船員たちは大笑いしています。私は箱に穴をあけて助け出されましたが、船に大勢小人がいたのでびっくりしてしまいました - IA01371 (2020-11-25 評価=4.00)
船長はたいへん親切にしてくれて、私は数時間眠って元気を取り戻しました。最初、望遠鏡で見つけた箱を船かと思って、ボートを出したのですが、家だったので驚いたそうです - IA01372 (2020-11-25 評価=3.66)
鷲が飛んでいるのを見たということですが、大きな鳥が小さく見えただけかもしれません。私の話は皆合点がいかないようなので、あの国で集めた珍しいものを見せました - IA01373 (2020-11-25 評価=4.00)
船は無事1706年6月3日に英国の港に着きました。小人国へでも来たようで、家も小さく、家人も小人のように感じましたが、すぐ馴れて皆とわかり合う事ができました